TOKYO PLAYERS COLLECTION
『IN HER TWENTIES 2020 イン・ハー・トゥエンティーズ』
2020年9月2日(水)~7日(月)
シアター風姿花伝
脚本・構成・演出:上野友之(劇団競泳水着)
企画:榊菜津美(アマヤドリ)
舞台監督:本郷剛史 照明:齋藤拓人 音響:田中亮大(Paddy Field)
演出助手:平井隆也(吉祥寺GORILLA)
宣伝美術:デザイン太陽と雲 宣伝写真:山岸和人
WEB:Q本かよ 広報協力:後関貴大
制作協力:よしよしこ(アナログスイッチ) 制作:野元綾希子
出演:
谷川清夏(20歳)
小島あすみ[アナログスイッチ](21歳)
堀口紗奈[劇団4ドル50セント](22歳)
佐藤美輝(23歳)
榎木さりな(24歳)
原愛絵(25歳)
永田佑衣(26歳)
橘花梨(27歳)
星秀美(28歳)
榊菜津美[アマヤドリ](29歳)
STORY
静岡から上京して音大に入学した“彼女”はトランペットの練習に打ち込みつつ、22歳の誕生日に10歳年上のバーテンダー・マサキと付き合い始める。留学の夢が叶わなかった後も大学院に進学するが、25歳の時にマサキと別れ、楽器も辞めて出版社に就職する。仕事が面白くなってきた矢先、28歳の時に体調を崩す。そして明日、30歳の誕生日を迎える。
9月6日(日)14時のライブ配信をアーカイブにて鑑賞。
2011年初演、一人の女性の20歳から29歳までの10年間を10人の女優が演じるスタイル。
初演時に20歳役だった榊菜津美さんが自ら企画し、29歳を演じる。
舞台上には10人の女性が上手から若い順に半円を描くように座っており、昨日20歳の誕生日を迎えた私と明日30歳になる私が何やら面接を受けているという形で進行。20歳の私はこれからの10年を思い描き、29歳の私はこれまでの10年を振り返る。
自分の過去/未来について自分がツッコむ、という演劇ならではの設定はそれなりに成功しているし、演出もテンポがあって悪くない。ただ、展開的にはもう少し捻りがあってもよかったかなという気はする。
キャストは橘花梨さん以外は初めましてだったけど、榊菜津美さんにとってはこの10年間の思いの詰まった作品なのであろうなぁ。また9年後、谷川清夏さんが29歳になったときに再演してもらいたい。笑
上演時間1時間28分。