『スペシャルアクターズ』 | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

『スペシャル アクターズ』
SPECIAL ACTORS


2019年日本映画 109分
監督・脚本・編集・宣伝プロデューサー:上田慎一郎
撮影:曽根剛  照明:本間光平  録音:宋普瑞
美術:秋元博  装飾:東克典  衣裳:馬場恭子  ヘアメイク:望月志穂美
助監督:山下和徳  アクション監督:HAYATE
音楽:鈴木伸宏、伊藤翔磨
監督補・宣伝デザイン:ふくだみゆき

出演:大澤数人(大野和人)、河野宏紀(和人の弟・大野宏樹)、富士たくや(社長・富士松卓也)、北浦愛(社長の娘(演技指導)・富士松鮎)、上田耀介(社員(脚本担当)・田上陽介)、清瀬やえこ(清水八枝子)、仁後亜由美(丹後真由)、宮島三郎(鬼塚)、淡梨(ムスビル教祖・大和田多磨瑠)、三月達也(教祖の父・大和田克樹)、櫻井麻七(幹部・七海)、川口貴弘(同・河田隆弘)、南久松真奈(信者・麻奈)、山下一世(同・山本)、津上理奈(旅館女将・依頼者の姉・津川里奈)、小川未祐(依頼者・津川祐未)、広瀬圭祐(旅館めぶき番頭・廣瀨)、原野拓巳(メンタルクリニック先生・原田拓己) 

STORY
超能力ヒーローが活躍する大好きな映画を観てため息をつく売れない役者の和人。ある日、和人は数年ぶりに再会した弟から俳優事務所「スペシャルアクターズ」に誘われる。そこでは映画やドラマの仕事の他に、依頼者から受けた相談や悩み事などを役者によって解決する、つまり演じることを使った何でも屋も引き受けていた。そんなスペアクに、”カルト集団ムスビルから旅館を守って欲しい”という依頼が入る。ヤバ目な連中相手に計画を練り、演技練習を重ねるスペアクの役者たち。しかし、和人にはみんなに内緒にしている秘密があった。極限まで緊張すると気絶してしまうのだ。あろうことか、このミッションの中心メンバーにされた和人。果たして、和人の運命やいかに!?【公式サイトより】

『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、長篇第2作。

企画としては『カメ止め!』以前からあったそうなのだけど、これまた最後にどんでん返しが待っている本作。
正直なところ、「スペシャルアクターズ」という設定なだけあって、和人自身がターゲットだったというオチはさほどパンチのあるものではなかった。
まぁ次はどんでん返しのない作品を観てみたいものですな。

この日は上田慎一郎監督、大澤数人さん、富士たくやさんによる舞台挨拶あり。進行はシネマスコーレの坪井篤史さん。

今回もキャストはオーディションで、『カメ止め!』の時は30通ほどだったのが、『スペアク』では1500通。そこから15人が選ばれたそうで、倍率は100倍。
主演の大澤さんはこの10年で3本ほどしか役者の仕事をしておらず、ご両親も役者をしていることは知らなかったとか。ワークショップの自己紹介もほとんど喋れず、舞台挨拶でも緊張気味。劇中の和人みたいに失神しなくてよかった。笑
富士たくやさんは『ミドリムシの夢』と連チャンでの舞台挨拶。社長の役ということで初日にシュッとしたイメージの演技をしたところ、監督から「それじゃ当て書きした意味がなくなる」と却下。
こちらも緊張しいのようで、最後に坪井さんに今後の予定を聞かれて「何もありません」と答え、「『ミドリムシの夢』があるじゃないですか」とツッこまれておりました。笑