さて、無事に譲り受けたZUNOWですが、とりあえず各所のチェックを行って、フレームやフォークには致命的な問題が無いことを確認する。
落車の形跡やパイプの潰れは無く当たり前に乗ってれば付くような細かい傷や汚れはあるが、バーテープとタイヤ以外は実用には問題なさそう。
しかしながらワイヤー類はすべて変えて気持ちよく乗ろうってことで日泉のアウターとインナーワイヤーを発注。
フレームカラーが微妙なパールの入った朱色とも赤ともピンクとも何とも言えない色合いなのでアウターの色は悩みましたが、
フレームカラーに合わせて派手になりすぎないように
オールドローズを選択!
バーテープもCAAD10にも使ってお気に入りのOGKカブトの
薄手タイプのホワイトで発注!
それと、タイヤも値段の手ごろなパナレーサプラクティスとミヤタのチューブラーテープも忘れずに(笑)
で、頼んだものが届くまでに各部をばらしていく。
タイヤはもう腐ってるので簡単にはがれ、リムセメントも硬化してるので、溶剤でしっかり綺麗に落とす。
コンポパーツもすべてばらしてグリスアップと磨き。
上がOH済み、下が未作業。
出来る限りばらせるところはばらしてグリスアップと洗浄の上で
アルマイトを落とさないようにパーツもピカールで軽く磨く。
レバーの穴が何とも言えず良い雰囲気です。
ディレーラーもすべてばらして洗浄グリスアップ。
ハブも洗浄グリスアップ、玉当たり調整。
ハブの中にはかの有名なカンパのピーナッツバターがしっかり入ってて問題なさそうだったけど精神衛生上の為OHする。
各所の作業途中の画像が無いのはクリスまみれでその余裕がなかったため。
っていうか作業が楽しすぎて写真撮ってる場合じゃなかった(笑)
一番て手こずったのは、Wレバー!
分解は悩まず出来るけど、ワイヤーのタイコが固着して外れない。
ドレメル引っ張り出して頭を削っていくけど、ワイヤーが入ってるせいで、途中からなかなか削れないので効率が悪い。
なので、タイコにピンバイスで穴をあけて細い木ネジをねじ込み、レバーを万力固定して、ペンチで木ネジを挟んでペンチを小突いて叩き出す。
文字にするとめんどくさいけど、作業にすると実に簡単。
タイコを削ると左側まで削らないと抜けなかったし、途中からワイヤーが邪魔して削れない。
レバーはタイコ抜き作業で傷付けたので、しっかり磨きました。
ピカピカすぎるのも味がないな~と個人的には思いました。
そんなこんなしてるとパーツも届くので、タイヤも張ってバーテープを巻き直し、ワイヤー張りかえて取りあえずは完成。
Wレバーの調整は、今のインデックスのレバーに比べて、こんなアバウトでいいの?って感じだな~(笑)
まあ、変なところで変な微調整が必要とするところが楽しいね!
来た時のレストア前はこの状態。
で、作業後がこちら。
アウターワイヤーの色もいい雰囲気。
新しいバーテープも気持ちいい。
さて、これで乗れるようになったので試走とポジション出しで実走だ!



































