さて、昨日に引き続き、書類選考の書くべき内容の続きを書いていきます。

おさらいですが、就活、転職活動ともに、

まず大事なのは、
「書くべき内容が書いてあることで、その内容のクオリティはその次」
という話をしました。

その書くべき内容というのが、

今の私、なりたい私、間を繋ぐ道筋計画です。


今の私というのは、今自分が何ができるか、

何をしてきたかと言うのを書きます。

今自分が何をできるのか
というのは、一言で言えば自己アピールですね。

ここでありがちなのは、

気質をアピールしがちなこと。

タフな性格というのはそれは立派なアピールになりますが、

明るい性格なので~と書くのは、アピールになっていません。

あくまで自己アピールと言うのは、性格(character、personality)ではなく、
基本的には、能力(ability)をアピールするものです。

「自分がアピールできるような能力無いし」

と思えるかもしれませんが、それは他の人も同様です。

だからといって、安直にコミュニケーション能力があります

とかくのは、人事の心理として、嬉しくない話を

第3話でしましたね。

今日は、自己アピールで何をアピールすると人事に響くのか

というのをお話します。

自分の弟の書類を去年見たのですが、

正直言うと覚えてません。(自分が忘れっぽいからではありませんよ)

なぜかというと、何かオリジナリティのある能力をアピールしていたからです。

~で△でも□□な能力が自分の強みです。

というような感じでした。

後最近、見た履歴書では、「ニーズを汲み取る力」と書いてありましたねー

はっきり言って、これはよくないことになりがちです。

なぜならば、「覚えれない」

人事は日々、たくさんの書類選考をしていて、しかも一つの書類には
多くの時間を避けないのです。

人事が喜ぶのは、わかり易い能力と言っておきましょう。

しかし、コミュニケーション能力を自己アピールで使わない
(少なくともその名前のままでは使わない)
と話をしたとおり、ありふれた能力はいらないのです。


では、どういう能力が喜ばれるのか。

1.珍しい能力
2.それからどう役に立つのかわかり易い能力

ですね。

では、珍しい能力は何かと言うと

それは、コミュニケーション能力の一つ、

プレゼンテーション能力や、

論理的思考力(問題解決力)などは、わかり易い上に、

それを持っている人は希少という上で、就活と非常に相性がいいです。

しかもプレゼンテーション能力や論理的思考力は、

書類選考や面接の中でその能力がおおいに発揮できるため、

説得力が他のものと全然違います。

逆の言い方をすると、実際にその能力が持っていないと
一撃でばれます。

プレゼンテーション能力があるのであれば、
自分の言いたいことがきちんと伝えられないといけないし
(面接の場で即席の課題で、今の政治状況についてプレゼンテーションして)
とか言われたり、

論理的思考力を自己アピールするのであれば、言っていることに
一貫性がないと、「それ論理的じゃないよね」と論破されてしまいます。

それだけに効果は大きいですけどね。

自分の就活の時は、論理的思考力を武器にしていました。

これを使いきれている場合は、書類選考で落とされることは、ありません。

論理的思考力と言うのは、とても汎用性が高い能力なのです。

因みに先ほどの「ニーズを汲み取る力」は
どの辺がよくないかというと

なんの役に立つかがもう一つ足りない
というところですね。
ニーズを汲み取る力というのは、マーケットリサーチ能力
のことなのか、それともその後の提案や企画力なのかが
分からないのです。

マーケットリサーチ能力といいたいなら、それに付随する
統計処理の知識や分析能力を一緒にアピールすると
とても魅力的に見えてきますし、

統計学の知識が無く、お店や営業の現場で
お客様のニーズが汲み取れるなら、その場で
提案できなくては意味が無いのです。
だからこの場合は、提案力、とか企画力というべきだと私は思います。

さて、
では、自己アピールに使える能力は他にはどんなものがあるでしょうか

大きく分けてしまえば、二つです。

一つ目は、上記に挙げたような汎用性が高い能力です。
例としては、企画力、提案力などが挙げられるでしょう

汎用性の高い能力は、新卒と相性良い反面、
その場で事例をあげたり、課題をその場で言い渡される可能性があります。

企画力を挙げた場合、自分が例えば食品メーカー、例えば日清の面接官だったら、
こう言うでしょう
「では、新しいラーメンのアイデアを3個挙げて下さい」

自分が今いる会社も物販の会社なので、商品開発を志望する人には
このような質問をしています。

新しいキャンペーンのアイデアをくださいとか、サービスのアイデアを下さいとか
質問するパターンはいくらでも挙げることがその場でできるのです。

効果が大きい反面、事前準備や普段からのトレーニングが物をいう
能力だと覚えておいてください。

では、二つ目は何かと言うと専門スキルです。

中途の採用では、皆こちらをアピールすることが多いです。

プログラミング能力、デザイン能力、営業力などがあります。

アルバイトをしている学生は、接客業が多いので、

接客能力を上げる人が多いですが、

一つ気をつけないといけないのが、

「接客能力があなたの応募している職種で何の役に立つのかわからないことがある」

ということです。

あなたのなりたい職種と相性の良い能力を選ばなければ、それは
厳しい言い方になりますが、
「自己アピールになっていない」のです。

自己アピールは、あくまで、あなたの応募している職種に対して、
必要な能力があることをアピールしなければ意味が無い

ということですね。

学生が専門スキルで自己アピールするのもまた、難しいのです。

そう、上記に挙げた、汎用的な能力による自己アピールは普段からの準備が必要であり、
また、専門性のある能力も、ビジネスパーソンレベルで身につける必要があり、
どちらも新卒には難しいのです。

なので、新卒は、自己アピールだけで内定を勝ち取るのは難しいと言う
のが今日の結論になってしまいます。

自己アピールに魔法は無いのです。期待して読んでもらった人には、
申し訳ないですが、もちろん、自分もそれだけで終わるつもりはありません。

逆に言えば、自己アピールがきちんとできる人はほとんどいないし、
それ以外のポイントで勝負することは十分可能なのが、新卒なのです。

中途ははっきり言ってしまえば、
「今の私」が企業に何の価値をもたらすかで勝負しなければならない
事が多いですが、

新卒にとっては、
「今の私、なりたい私、間を繋ぐ道筋計画」の3つのポイント」
で勝負できる余地がある

という言い方ができます。

では、今の私以外で、どうやって勝負をしていくのか。

これが次回の話になります。

【第5話】今の私、なりたい私、間を繋ぐ道筋計画~書類選考のポイント、その3~ 志望動機編


へ続きます





今まで、数千人以上の選考に関わってきました。

その中で、自己アピールの欄。

見ているのかいないのか、といわれると見ています。

これは第二話でお話した

「今の私、なりたい私、間を繋ぐ道筋計画」

でお話をした部分の「今の私」が何者であるかを

現している部分だからです。

その自己PR欄であまりによく見るのが、これ

「私はコミュニケーション能力には自信があります」

というやつです。

書いている人には、申し訳ないんですが、これ。

人事が見ると大半がっかりします。

理由と言うのは、いくつかありますが、こんな感じです。

1.見飽きた

2.そもそもコミュニケーション取れない奴は取りませんよ
→前提能力なので、アピールになっていない

3.コミュニケーション能力は、新しいものを作らない

もう少し、説明とそれから、どういう風に変えていくのが良いのか
それについて書いていきますね。


コミュニケーション能力を書く人は本当に多いですね。
自分で自信を持って、いえる能力がないからでしょう。
他の人と同じことを書かれても人事の心理として、
嬉しいはずがない


と言うことをまずは知って欲しいと思います。

それから、コミュニケーション能力はアピールしなくても
会話すれば、その能力があるかどうかは分かるので、
アピールしなくて良いです。

それから、多分これは、他の就職活動の本やブログでも
出てこない、私個人の持論になりますが、


私個人が思う就職活動というのは、

「自分と言う商品を売る営業活動」というのが
本質を現す一言であると思います。

新卒の場合は、未来を含めた自分を
会社に買ってもらうわけですが、

それでも、企業としては
「今あなたが何の価値を会社にもたらしてくれるのか」
と言うことが気になります。

もっとピーンと来る話をしましょう。

電子書籍のリーダー。iPad、ガラパゴスリーダー、キンドル
などの多種多様のリーダーがあります。

で、その中であなたが、とある商品を薦められたとしましょう。
その時、営業の人はこういいました。

「今は読める本一つも無いんですけど、将来はきっと
 何でも安い値段でたくさん本が読めます。」

こういわれて、その商品を、いないと思います。
自分なら例えただでも、ごみが増えるだけなので、
いらないです。
それなら、自分の好きではないsoftbankからiPad買います。。。

つまり、商品というのは、何ができるのかが重要なのですが、

企業にとっての人材というのは、新しいことを生み出すことが
できるというのが
一番の価値なのではないかと思います。

その観点からすると、コミュニケーション能力単体では、
新しい付加価値を作ることはできないと思います。

と、転職活動中の学生に絶望を与えるような
書き方をしてきましたが、

はっきり言って、根拠のある自信をもって、
自分の能力を実績を主張できる学生はまずいません

だから、学生は面接などのテクニックに走りたがるのだと思います。

しかし、テクニックは就職活動の中の戦術でしかないのです。

戦略上の勝利を戦術で覆すことはできないのです


これは就職活動に限らず、人生で大切なことなので、もう一度言います。

戦略上の勝利を戦術で覆すことはできないのです

自分の能力を伸ばすと言うのは、戦略に相当するものでとても大事なことなのです。

一朝一夕でつくものではなく、準備を必要とする面倒なものではありますが、

しかし、素質に頼らずに努力で補うことができるという良い面があります。

さて、ここまでもったいぶって、話をしてきましたが、

コミュニケーション能力が本当に優れているのであれば、
実は長所に変えることができるのです。

それはコミュニケーションの本質を分かっていなければなりません。

私の考えるコミュニケーションの本質とは以下の3つです。

1.相手の言うことを正確に早く理解できる力、つまり理解力

2.自分の伝えたいことを伝えることガできるプレゼンテーション能力

3.自分の望ましい方向に他の人と交渉できる能力、
 広い意味で言えば、調整能力

の3つに分かれてきます。
この中のどれかが優れていれば、新しい価値を創造できると
私は思います。

理解力が優れているというのは、新しい能力を身につけることができるので、
常に学習が必要な職種(デザイナーやプログラマーなど)になりたい人には
適した自己アピールと言えるでしょう

そして、プレゼンテーション能力があれば、営業として
自社の商品の価値を最大限伝えることができるでしょう

調整能力というより、交渉能力に優れているのも
営業として役に立つ能力でしょう

ここまで書いてきたことで、人事がコミュニケーション能力がありますと
言われてがっかりする理由の本質も出てくるでしょう。

要は、自分がなんの役に立つのか考えたこともない
自分という商品を分かっていない営業が来たと
人事が認識しているということです。

厳しい言い方になっているのを重々承知で書いていますが、
大半の学生はこんなことを考えたことも無いので、
安心して下さい。

自己アピールをどうするかと言うのは、学生には用意することが
難しいです。

自分も大学院生のとき、教授にしごかれて論理的思考のトレーニングを
積み重ねなければとてもできなかったでしょう。

大学院に進学しなかった後輩の履歴書を一緒に徹夜をして
プロデュースしたこともありました。

あの時の自分には解がありませんでしたが、
人事の、採用のプロとなった今の自分には、
解があります。

それは
第二話でも書いたとおり、


です。

今後のこのブログでは、

1.人事が求めているもの
2.どういう風に自分の就職活動の戦略を組み立てるか

そして、皆さんの知りたい

3.書類の書き方、面接のテクニック

をバランスよく書いていくつもりです。

今後に期待と応援をヨロシクお願いします


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【第一話】の話では、人事が書類選考にかけている時間は、わずかに2分しかない
話をしましたね。

その一番の理由は、人事として人を見分けるポイントが
ある程度決まっていて、見ればすぐ分かると言うことですね。

そう、では、何を見ているのか。

このなぞなぞのように出してきたキーワード

「今の私、なりたい私、間を繋ぐ道筋計画」

これがポイントです。

このポイントが書いてあれば、
新卒であれば、他は何も見ずに通してオッケーです。

新卒には、実績を出すよりも経験してきた事よりもこれが一番大事です。

その人が、NPOを立ち上げたとか、部活でリーダーをしていたとか、
アルバイトをしていたとか、研究室で頑張っていたとか、
そんなのは無くても大丈夫なんです!

では、この
「今の私、なりたい私、間を繋ぐ道筋計画」
とはなんなのか、それを説明していきたいと思います。

もう少し、分かりやすく言うのであれば、

1.なりたい私(未来)が何なのか、きちんとその人が考えていること

2.今の私(過去&今)の結果として、何ができるのか
 長所と短所を説明できること

3.そして、なりたい私になるために、何をしなければならないか
 その計画があること

これらの3つが一貫してストーリーになっていることが大事なのです。

私が新卒の時に使っていた今(当時)の私、なりたい私、間を繋ぐ道筋計画が
なんであったのかを簡略な例に出して見ます。
(詳細については、後日、就職活動の具体的テクニックの話の中で出します)


左に秘密兵器の【今の私】の事例----------------------------------------------------
私は、理系大学院で、インターネット販売の研究をしておりました。
その時、学んだことは「論理的思考力」であり、
論理的思考力があることで、私は再現性のある結果を出すことができます。

つまり、今まで経験したことの無い仕事に対しても、同じような結果を出すことができます。
まぐれや偶然に頼らないのが、私の強みです。
なぜならば、論理的思考力とは、
1.一個ずつ順を追って、思考を積み重ねていく力
2.なぜ自分がこのような行動を取ったのか、説明ができる力で
説明ができると言うのは、再現することが可能と言うことです。
3.そして、結果を出すことができるのは、今目の前にある問題を
 整頓して、大きな問題の中にある本質となる小さな問題を発見し、解決する能力
であるからです。

ですから、
全ての仕事を進める上での仕事の進め方を持っているのが
自分の強みであり、どのような分野であっても貢献できるのがわたしの強みです
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と、今から数年前の私は、書いてありました。
2011年になった私から見ると未熟な部分も有りますが、
良いところとして、

1.自分の長所として、「論理的思考力」という他の人に分かりやすい物を選択している
2.その力があることで、どのような事が会社に貢献できるのかが書いてある
3.自分なりに論理的思考力が何であるのか、こつを書いてある

ですね。この中で、私は実績については一言も書いてません。
書類選考のときはこのくらいでよいのです。
あまりに書いてないのが、ポイントの一つですね。
書類選考というのは、人事にとっては映画の予告編を見るようなものなのです。

実際のエピソードについては、面接の場で話すことになるでしょう。

書類の一番のポイントである「今の私、なりたい私、間を繋ぐ道筋計画」
は、非常に重要なことなので、3つに分けて
書いていくつもりです。

これで【第2話】今の私、なりたい私、間を繋ぐ道筋計画~書類選考のポイント、その1~
はおしまいです。

次回の第三話は、人事の心理編として、

【第3話】コミュニケーション能力がありますと言われて、人事ががっかりする二つくらいの理由

を話したいと思います。

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