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 映像作品を見る限り、ゴジラ映画は製作プロデューサーの田中友幸さん作品であると思える。

 それ以降に国内作品では、ミレニアムシリーズ、シン・ゴジラ、ゴジラ-1.0(マイナスワン)が作られて、シン・ゴジラと-1.0は映画館で見たところ、シン・ゴジラは庵野さん作品ということで、鰓のある第2形態や手が小さいなど新解釈の造形があった。-1.0は時代設定をゴジラ以前の時代に持ってきて、人間ドラマが素晴らしい。船のシーンはやはり、ジョーズリスペクトなのだろうか。予想通り大ヒットしていたが、監督は三丁目の夕日の山崎貴監督。製作には何人かいるけど、東宝の岸田一晃さんという人は、関西学院大学を2013年に出ているようで、こんな人が企画を立ち上げたり、監督を選任したりしている。


 やはり趣味が合うようだ。


 ゴジラの着ぐるみに入っている中の人は、1984年から平成にかけての、薩摩剣八郎さんが有名だが、1954年から1975年までは、一部を除いて中島春雄さんが演じている。ゴジラ対ガイガンに続くゴジラ対メガロだけ別の役者さんらしい。薩摩剣八郎さんは、ヘドラやガイガンを演じているそうだから、やはり後継者だったわけだ。ゴジラ対メカゴジラとメカゴジラの逆襲では、中島春雄さんが復帰しているけど、それ以上作られなかったのは、中の人がもう引退となったからのようだ。すると、ゴジラ対ヘドラ、ゴジラ対ガイガンで、中島春雄さんは、薩摩剣八郎さんと対戦していることになる。40代ならまだそんなに年でもないけど、さすがに20代半ばを相手にすると、ゴジラ最強でいられなくなるかもしれないから、メカゴジラ2作を最後に勇退したのだろうか。中の人の引退もあったわけだ。それから、キングギドラは20名で操作していたと以前雑誌の特集で読んだけど、同じ着ぐるみが使われていた。主役のゴジラは作り直されたりもするけど、キングギドラはゴジラ対ガイガンあたりになるとだいぶ痛んでいるとかで、おいといても風化するし、これも三大怪獣から十年近くたって寿命みたいになっていたようだ。そういう事情があったんだなと思う。


 古いゴジラ作品では、最初に東宝と出て、次に製作田中友幸と出てくる。ゴジラファイナルウォーズでは、さすがに出てないなと思ったところ、田中友幸さんは1997年に亡くなられた映画プロデューサーで、社長や会長もしていて、1991年12月のゴジラvsキングギドラあたりでは製作田中友幸で、平成vsシリーズの最終作であるゴジラvsデストロイアは1995年だから、この頃はまだご存命だった。モスラ2まではいらっしゃったらしい。

 昭和ゴジラと平成ゴジラの作風の違いとかは、同じ製作者なので、あまり意味はないようだ。今と違って着ぐるみに入っている。1984年頃は、さよならジュピターとかはたいしたことなくて、それでゴジラを復活させたようなところがあった。1989年のvsビオランテ、それからvsキングギドラで大森一樹監督がかなりよかったので、シリーズが定着した。vsモスラまでは映画館に見に行ったりしていた。

 メカゴジラ、スペースゴジラ、デストロイアのうち、メカゴジラは昭和50年のメカゴジラの逆襲の頃を何となく覚えていて、その頃の印象があった。円谷プロのウルトラマンとか、大映のガメラなどよりも、東宝怪獣はリアリティがあって格上と思っていた。ゴジラ本は今と違って当時はわりとレアで、見つけると買い集めていた。ゴジラだけでなくいろんな東宝の特撮は全部田中友幸さんだったんだなと思うと感慨深い。

 ちなみにゴジラ以外にもガンダムのGは神様の略称のようでもあって、怖いものとしてのGはゴ◯ブリを表す場合もあるけど、ゴジラのGはジャイアント、巨人であるようだ。

 デストロイアはオキシジェンデストロイヤーにより出現したが、つまり地球上最凶である核兵器により現れたのがゴジラ、最強怪獣であるG細胞により現れたのがビオランテやスペースゴジラ、そのゴジラより強かったのがオキシジェンデストロイヤーで、酸素を破壊する。これによりまだ酸素がなかった世代の生物が怪獣となったという設定。しかし嫌気性細菌は、今でも水中の20cmより深い泥の中や人間や動物の腸の中に住んでいて、ビフィズス菌などがいる。あまり凶悪なイメージはないのだけど、ゴジラが爬虫類のような姿でわれわれ哺乳類と対比されるように、甲殻類のような外見になっている。もとはゴーストゴジラという設定だったようだが、結局ヘドラに近いものになった。ミニラとはまた違うゴジラの同族もでてくる。声が違ってて、みぎゃーと聞こえる。

 あの赤いゴジラは造形的にも人気がある。



 怪獣の体重が、なぜその重さなのかは、よく考察の対象になるけど、大きさは建造物との比較で科学的に検証できるのに対し、重さは単に雰囲気でつけられているようで、あんまり根拠がないように思う。

 代表的なのは、昭和ゴジラの身長50メートル、体重2万トンというもの。ラドンとモスラは飛ぶから1.5万トン、モスラ幼虫は2万トン、双子幼虫モスラは生まれたばかりなので8000トン、マンダは長いから3万トン、みたいにゴジラがその他特撮の基準になっているように思える。ちなみにウルトラマンは40メートルで3.5万トン、80メートルゴジラは5万トン、100メートルゴジラは6万トン。重すぎないか、というツッコミがだいたい入る。生物としては高密度な物質ということになるだろう。

 30メートルのシロナガスクジラは150トンぐらい、70メートル超のジャンボジェットで400トンぐらい。某コンバトラーVの身長57メートル、体重550トンは空を飛ぶことを考えると理にかなった軽さになる。空を飛ぶ鳥は、翼長2メートルぐらいあっても、体重は3kgぐらいだったりする。飛ばないダチョウなら100kg以上になるが、空を飛ぶものは軽い。平成ゴジラ対モスラのモスラは2万トンだが、もしかしたらわれわれの知らない未知の力で飛んでいて、ビーム攻撃をするのはその応用かもしれないと思う。しかしラドンは翼の力で戦闘機より速いようだから、われわれとは体の仕組みが異なるのかもしれない。マイナス1.0のゴジラは立ち泳ぎをしているようだし、陸上でも特に重さを強調するような描写はないので、格闘家が体重別のように、その強さを漠然と現しているものだろうか。

 t(トン)という単位は、重さや質量の単位だが、爆発物の破壊力にも使われる。メガトン級という言葉のメガトンとは、100万トンのことで、同量のTNT火薬に匹敵する破壊力を現している。現状、1メガトン以上の破壊力を持つ爆発物は水爆しかない。広島型原爆では16キロトン、つまり16000トンで、1メガトンの約60分の1ぐらいだ。ビキニ環礁の水爆実験では15メガトンの水爆が使われたが、最高出力ので50メガトンほどのようだ。

 ゴジラの体重の2万トンとは、1メガトンの50分の1になる。すると2万トンに身長の50をかけると100万になるので、ゴジラはメガトン級の強さ、ということを言っていて、暗に100万が隠れている。水爆実験により、水爆級の強さのものが現れた、ということだろう。