鳥が渡りをするのが不思議だった。哺乳類はしない。
冬は少し暖かいところにいて、夏になると飛んでくるツバメとか、夏はもっと寒いところにいて冬に飛んでくるハクチョウなどがいる。キョクアジサシというのは、夏は北極圏に、冬は南極圏にまで長距離の渡りをするが、普通のコアジサシでも、日本からオーストラリアやニュージーランドまで毎年行き来している。日本からウクライナぐらいまでの距離がある。車で行ってもしんどいのに、よくもまあ自分の翼で飛んでくるものだ。人間とは比較にならない運動神経をしている。半分眠りながらでも飛べるし、迷うこともあまりない。
渡りをしない鳥を留鳥という。スズメやハトやカラスは一年中いるように見える。しかし季節によって、多少住む場所を変えたりはする。ヒヨドリは冬鳥で、冬になるといつも同じところで過ごすのを見かける。これが爬虫類の越冬に相当するのだと最近気づいた。鳥類は恐竜の一種で、恐竜は爬虫類なので、鳥類は爬虫類であるらしい。そう分類すると、陸生の脊椎動物の全ては、爬虫類か哺乳類かのいずれかになる。確かに爬虫類は冬眠をする。ワニでも中国にいるヨウスコウワニは冬眠をする。鳥類は体温が高いので、眠りはしないが、ヒヨドリは冬にはあまり動き回らないでエネルギー消費を抑えながらなんか食べたりしながら、暖かくなるのを待って、春になるとペアになってどこか行っているようだ。冬になるとまた同じ場所に戻ってくる。
ツバメが夏になると日本に戻ってくるのが不思議だった。日本生まれだから、日本に戻ってくるのはわかるけれど、暖かいところまで飛んで行けるなら、そこにずっといればどうなんだろうとも思う。これは年中暖かいところより、日本のように季節がある方が、植物が冬の間にエネルギーを蓄えて、夏に一気に発芽成長することで、虫が大量に発生することでツバメが雛を育てるのに適した環境となるから、とも説明できる。しかし、そもそもまだ普通に冬眠していた頃の習慣なんだろうな。
ヒヨドリ
神戸市王子動物園のヨウスコウワニ

