昔はやったノストラダムスの四行詩で火星が幸福に統治する、というのがあった。火星とはローマ神話の軍神。1999年7の月、日本で小渕内閣の頃、司法制度改革というのが起こり日本の司法人口をフランス並に増やして弁護士も多くして司法書士に簡裁代理権を認めて裁判も迅速に行おうということが、官邸主導で行われた。つまり天の声であり、上からの改革だ。
それにより2006年の新司法試験への移行にともない、ある判例が復活した。いわゆる昭和43年判決だけど、ここではアンゴルモア(Angolmois)としておこう。意味はない。単語の文字を並べ替えたもの(アナログラム)という説があるが地名や人名の類いで、モンゴルという説もあるし、フランスの地名か或いは誰かであるともいうが、結論として意味はない。つまりアンゴルモアの大王とは、モンゴルに近いフランスに似た、でたらめな何かを意味する。
そのでたらめな何かが復活した。そして、火星が幸福に統治しはじめた。この火星とは日本国中の各裁判所の類いであって、日本では紛争や財産権上の争いごとを解決するのに司法制度を活用しなければならない。本来裁判所は勝敗をつけるのが仕事だ。勝敗がはじめから決まってたら裁判所の意味はないのだけど、古代ローマ法に由来をもつ不当利得返還訴訟が、日本で独自の発展を遂げてこれだけ多数提起されている。
ローマに対抗するにはギリシアあたりどうだろうとかいろいろ考えたのだけど、どうやら火星に対抗できるのは、アンタレスもしくはさそり座だろうということになった。