少し前になりますが、
栄養サプリメントのセミナーに参加して
それを勉強しながら咀嚼しましたので、シェアします。
様々な内容の話がありましたが、
今回は【スポーツと活性酸素、そしてその除去に係る栄養素の内容】です。
セミナー講師は、
リオ五輪のスイマー小長谷選手
自由形100m200mの選手で
おそらく身体のことも最も勉強している
スイマーではないかと知人のトレーナーが言っていました。
そして、わからないことや質問を、
お世話になっている
スポーツの分野で活躍している管理栄養士のまちちゃんに
聞きました。
【活性酸素は老化の原因】
活性酸素って言葉よく聞きませんか?
活性酸素は体を参加して、老化の原因と言われています。
疲れが抜けにくくなったり。しわができたりします。
この活性酸素は、ハードな運動でできると言われます。
強度の高いスポーツ選手が、
顔が老けて老化すすんだなぁと感じることはありませんか?
マラソン選手やサッカー選手などが
40歳を超えた辺りでそんな感じになるのを
気になったことはありませんか?
【活性酸素4種類とそれらの生成】
活性酸素4種類あります。
①スーパーオキサイド
②過酸化水素
③一重項水素
④ヒドロキシルラジカル(一番悪いもの)
これらが作られる流れとメカニズムとしては、
まず運動によって、①スーパーオキサイドが出ます。
このスーパーオキサイドは、実は運動だけでなく、
すべてのエネルギーの産生時に出ると言われています。
歩いたり、呼吸したり、考え事をしたり・・・。
しかし体内にSODという酵素あり、通常はこれを除去しています。
SODが働くと、スーパーオキサイドは②過酸化水素と酸素になる。
(ただし強度が強い運動になると、
SODが足りなりなくなります。
この時、ビタミンCが働き、SODと同じような作用をもたらします。)
スーパーオキサイドの分解によってできた
②過酸化水素も体には有毒です。
カタラーゼという酵素があると、
過酸化水素を「酸素」と「水」に分解できます。
大量の過酸化水素ができると、
カタラーゼが足りなくなり、
そうすると④ヒドロキシルラジカルができます。
この④ヒドロキシルラジカルが一番厄介で、老化を促進する。
ただしビタミンEがあればヒドロキシルラジカルを分解することができます。
しかし、このときビタミンEは
ビタミンEラジカルというものになり
これも体にとっては悪者です。
このビタミンEラジカルを、
CoQ10が通常のビタミンEに戻す作用があります。
(ちなみにCoQ10は20歳を境に体内での合成料が減っていきます。)
【活性酸素除去で体に必要な栄養素】
すなわち上の話の流れで活性酸素の除去には、
・ビタミンC
・ビタミンE
・CoQ10
が抗酸化に必要だとわかります。
私が聞いた話だと、
ビタミンCは、一般人だと1日100㎎
スポーツ選手(ハードな練習している人はストレスも多いので200~300㎎程度)が必要量と言われています。
ビタミンCが多いのは、
緑黄色野菜(トマトオクラブロッコリーパプリカなど)です。
片手にこんもり乗るくらい食べて100㎎とれるくらいの量です。
また果物やレモンにもたくさん含まれています。
c1000タケダとかキレートレモンでもビタミンCはとれます。
ビタミンEはミックスナッツやうなぎ、にんじんとかがいいかなと思います。
1日6~6.5㎎が必要量です。
うなぎだと150gくらい、
ミックスナッツ30gくらいで必要量に達します。
CoQ10は、食品でもとれますが、必要量までは程遠いため、
サプリメントでの摂取が好ましいです。
(食品では、大豆、くるみ、アーモンド、ほうれん草に含まれています。)
運動前最後の食事でとると良いと言われています。(100mg~200mg)
これら抗酸化に関わる栄養素を日常的に摂取することで、
体の老化を防ぐことができます。
いかができたか?
僕もこの話を聞いてから、
マルチビタミン、CoQ10のサプリメントをはじめました。
参考にしていただけると幸いです。
今回、栄養のことで話を聞いたまちちゃんのブログです。
姉(鍼灸師&ピラティス)と妹(管理栄養士)の姉妹ブログ『まなまーちんBLOG』
まちちゃんは、スポーツ栄養のセミナーもやっています。