帰省した際に結婚式のビデオを見る機会がありました。
私たちが結婚式を挙げたのは3年前。
初めてのことに戸惑いつつも必死に準備をしていました。
返信はがきを見る度に幸せな気持ちになっていたところ、問題の一通が到着しました。
送り主は、
義兄一家(夫婦+子供2人)
夫の実兄なので一家でお誘いしていました。
揉める一因となったメッセージ部分…読む気をなくす様なかなり細かい文字でびっしりと何かが書いてありました。
なになに?
子供がうるさいので(かなり長々とこれこれこういう風にうるさいと書いてある)挙式は遠慮させていただきます。また車で行くのでどのくらいの時間に着くかもわかりません。披露宴から出席させていただきます。
略すとこんな感じ。
意味不明だったので夫に聞きました。
ねえ…こんなこと書いてあるけど、一体どういうことなのか確認してくれる?
夫の兄なので、親族紹介(挙式前)にも顔を出して貰わなければなりません。
普通なら、
親族紹介に参加して、挙式は控え室で終わるのを待って披露宴…と思えるんですが、
初対面の印象は、
義姉が明らかに普通の人ではなかったので
信用できませんでした。
どう普通じゃないかと聞かれると困るんですが、初対面なのに目も合わさずに趣味のことを一方的に話されました。とにかく目が合わない、子供に注意をしない印象でした。
直接聞くと揉めると思った夫は義父を挟んで問い合せたそう。
返ってきた答えは、
当日の朝車で行くって
意味不明
ちなみに、FROM NAGOYA
お車代出すよ!?
前泊して着物で来てくれって言ってるわけじゃないよ?
12時くらいに到着して親族紹介に出て欲しいだけなんだよ!?
そんなに子供がうまく扱えないなら、義兄だけ出席するという方法もあると思います。
朝起きてから出発じゃなくて、夜中に出発する方法もあると思います。
何回交渉しても、
当日の朝車で行きます
しか言われないので、結局当日までドキドキして過ごすことになりました。
当日。
10時頃から準備を始めた私たち。
着々と準備は進み、あっという間に写真撮影。
午前中は雨だったので、会場内の至る所で写真撮影をしました。
義兄は到着しているのだろうか…
不安をよそに刻一刻と親族紹介の時間は近付いてきます。
ウェディングドレスがみぞおちに当たり痛かったので調整してもらい、いざ会場へ。
義兄一家…
いませんでした
義兄一家が来なかったので、夫の親族は両親+伯母のみの状態に!
ものすごくバランスの悪い集合写真が撮れました
その後、控え室に戻ろうとすると父に声をかけられました。
ちょっと…
新郎父…モーニングじゃなくて礼服着てるけど!?
ひ~
本当だぁよく見たらうちの祖父と同じ服だ~
義父母も結構抜けているので、
何回も何回も何回も何回も何回も
服装は大丈夫なのか確認してもらったのですが、こちらで手配するから大丈夫の一点張りだったんです。
義母の黒留袖は確認したけど義父のは確認していなかった…。
いやいや、全然大丈夫じゃねえよ!
無言になる新婦。そしてキレる。
衣装の手配は出来るのか確認した後、
夫くん衣装今からでも借りれるみたいだから言ってきて。料金はこっちでいいから。会社の役職者も来てるのにどうするの
義父の答えは、
これで大丈夫。これがいい。
だから、全然大丈夫じゃねえよ!お前は大丈夫でもな!
恥をかくのは私と夫。
この時こんな一家と親戚になってしまったことを心の底から後悔しました。
結婚式なのに……
もやもやした気持ちになりつつも滞りなく挙式が終了し、写真撮影をした後に控え室に戻りました。
まだ義兄一家は姿を見せません。
受付も終了してしまい、義兄一家さんいらっしゃっていないようですが……と言われました。
あっという間に披露宴の時間。
扉が開くと…義兄一家、いました。
心の底からほっとしました。
~後日~
お礼もかねて親戚のおじさんと飲んでいた時のこと。
俺さぁ~披露宴ギリギリにトイレ行ったんだよね。
それでエレベーターに乗ったんだけど、あいつら(義兄一家)と乗り合わせたんだよ。
親族なのに、紹介にも来ず、挙式も間に合わず、挙句の果てには披露宴すらギリギリ、おまけに披露宴中に挨拶もしないってどんだけ非常識やねん!
いつ来たのかしら?と思っていたら、
どうやらギリギリもギリギリ、超ギリギリにいらっしゃったご様子。
ちなみに前述の通り受付は終了していたので、帰りのお見送りの時に御祝儀を渡されました。
私の結婚式の話になると未だに、義兄一家ヤバい人達だったね…義父何故か礼服だったよね…と話題になります。
なんでこんな話を書いたかというと、躾のなっていない義兄子達に義母がついにキレたという話を聞いたから。
ひと月前の話なのですが、あの温厚な義母が…ぐふふふと思い出す度に笑えます。