WOWOWは時々このような良質なドラマを一気に見せる時がある。
1942年のドイツ占領下、フランス港町ラ・ロシェルを舞台に
Uボート乗組員と政治的背景を見事に描き抜いている。
製作費は35億とか。
制作舞台を再現するだけでも相当金がかかっているだろう。
なんせ75年前の街、車、風景、洋服など忠実に再現している。
戦争という国家最大の外交風景をこの平和の時代に再現することは
戦争を風化させない疑似体験として届く。
もちろん、戦争下では死といつも隣り合わせなので、
普通に生きるという緊張感が常にあるので、
別の側面から生に対する執着や感謝がいつもある。
それって結構、生きてるという意味で充実しているように感じる。
もちろん、その時代には生きたくはないが。
この製作スタッフでかわぐちかいじの「沈黙の艦隊」を再現して欲しいな。
最強の日本の潜水艦が大暴れする風景は痛快ではある。
「バラストタンク・ブロー」「アップトリム20度」「マスカー用意、デコイ発射」
などなど潜水艦用語はまだ覚えている。
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