チャレンジ富士五湖118K② 河口湖編 | 世界を走ってやる!

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自分の足で色んなところを走りたい。いつまでもどこまでも元気に走れる頑丈なランナー目指して、走り方を研究しています。

走り始めは2008年9月2日

ひらっとさんに追いつかれた上り坂は、ゴール手前では下るところ。

そして、その後河口湖方面に向かって下ってく坂はゴールに向かって永遠のように上る坂となる。

行きはヨイヨイ、帰りはコワイな道のりなのだ。

そんな道のりを走ってると、後ろから同じ位のペースでヒタヒタ走るおじさんがいた。

上りで抜かれてしまうのだが、私は下りに差し掛かると妙に元気に走れたので、河口湖に差し掛かる前に追いつき追い越せた。

長い旅路は終始こんな感じで、近くを走るランナーとの関係はそんな感じであった。

信号で追い付いては、追い抜いたり、エイドで追いつかれては追い越されたり、追い越したり。

エイド滞在時間で、いつの間にか自分の方が前にいたりみたいなことも結構あった。

進むにつれて、118Kのピンクゼッケン以外の青やら紫が追い越して行くようになる。

この人達は100キロの速い人たちだからあまり気しない。


第10エイド 43.1km

河口湖ステラシアターのエイド到着。
ここでは信玄桃を発見!

まるまる1個はモソモソしそうだなーと思い、4分の1を手に取り頬張る。

なんか、さっきから食べてばっかし。

ここから河口湖湖畔までもう少し走らなければいけない。

泊まっていた宿が河口湖のすぐ近くで部屋から湖が眺められた。

河口湖湖畔は桜がたくさん咲いているようだったので、それを見ながら走れるのはこのエリアでの楽しみであった。

あと何キロとか、ここまで何キロって考えるよりも、山中湖制覇、次は河口湖…てな具合に考えて走る方がよっぽど楽しい。

遠くまで見通せるこのコースを先が見えてあそこまであんなにあるのか…と考えてしまうので嫌だという人もいるが、私の場合は逆に先が見えることで、あそこまで行くぞ!という気になれる。

ウルトラマラソンの楽しみ方は人それぞれだ。

フルマラソンの距離を通過してちらっと時計を確認すると4時間を越えていた。

サロマの時は余裕のサブ4通過だっただけに、意外と遅かったなと思った。
知らない間にのんびりペースにハマってしまったようだ。

人間一度楽をしてしまうと、頑張るには何かきっかけが必要だ。
しかし、ウルトラではそういうきっかけはまずないだろう。

例えば、関門がヤバい!ってなったら頑張るのかもしれないけど、そう言う状況でもないので、急にペースアップすることもない。

ペースが上がるとしたら、下りで調子良く走れるとか、荷物が軽くなったとかそう言う時かな。

ゆるやかな下りを走り、大きな橋を渡り、やっと河口湖到着。

この橋からはバッグに富士山も眺められ、写真を撮る人が多かった。

第11エイド 47.8Km

ここは気を引くものがなかったので、自分の持ってた補給食を使った。
TOP SPEEDを水と一緒に。
味的にはベスパのが好みだ。
レース中に効いてる!っていう感じはよくわかなかった。

さ、行くぞ!と走り出すのだが、このあたりから休憩直後の走りに異変が起きる。

立ち止まった後、走り出しがうまく走れない。
股関節あたりに痛みを感じ、脚が出ないのだ。
いっそ、止まらず走り続けている方が調子よく走れそうなのだが、そう言う訳にもいかない。

痛いけど、ゆっくり歩きから入って、走りに戻すみたいな感じで動き出す。
足下の出っ張りに気付かず、足を引っかけ危うく転びそうになって冷やっとした。

ここからは桜がたくさん見れたし、観光客も多くて賑やかだった。

50キロ地点も通過。

ここで予備でしていたガーミン220をポチリ。

只今の時刻 8:56a.m.

50キロ地点まで4時間56分


このあたりはそうアップダウンもないので、気持ち良い程度のジョグペースで走れてた。

ちょっとのんびりし過ぎたかも。

富士山と桜の写真なんかも撮ったり。

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コース上には観光ランをする男女のグループなんかもいた。

猿回しの看板が気になったりもしながら河口湖湖畔を走る。
時々、一般の方も応援してくれる。

50キロ過ぎ位から左膝に痛みが出始めた。

え~ またこの辺から?

いつも体に痛みが出始めるのはフル以上の距離を走ってから。

けど、必ず痛みは消えると思っていたので、走り方を注意しつつ、そのまま走り続けた。

疲れてくるとフォームが崩れる。
そこでそのまま走り続けるとどんどん悪化するので、そうならないように一度修正する。

今回、久しぶりにデリケートゾーンが痛くなった。
ここ最近痛みが出ることなかったのにな。

きっと普段と違う走り方をしていたのだろう。
やっぱり、フルとウルトラで走り方が違ってしまうようだ。

フルマラソンの時はハムが痛くなるけど、ウルトラではそれがない。
歩幅も小さめになり、スピードも上げない分、着地時間も長くなってしまいいつもと違うところに負担がかかるのかな。

ゆっくりでも速くでも走り方は基本一緒だとは言ってもなかなかそう上手に走れないものである。



第13エイド (プレミアムエイド) 56.6Km


このエイドには荷物を預けてある。
そして、ここはDNS商品の給食があり、リカバリー系のドリンクやらゼリーやらと充実している。
ドリンクが美味しかった。
大きなゼリーは今使わないけれど、預け荷物に入れてお持ち帰り。

太陽も顔を出し始め、陽射しも強くなってきて暑さを感じていたので預けたウェアに着替える。

ただTシャツを変えただけなのに、結構時間かかった。
更衣室の中には誰もいない。
座ると立てなくなりそうだったので、たったまま着替えたり、ウエストポーチを外したり、預け荷物から必要な物を取り出したりした。

ここではガーミンの充電池キットも取り出し、セッティングをする。

そして、トイレにも寄った。



51キロからの1キロごとのラップ



良い感じで走ってたのに…やっぱりエイドに10分いるわ。

結局、いつもそうなんだよねドクロ汗

そんな感じで遅れをとったがまた走り出した。

次に向かうは小学校の時、キャンプに行った西湖だ。


つづく。