夜中の2時過ぎに目を覚ました。
ペンションにはサロマ湖ウルトラマラソンを走るランナーが私達以外にも泊まっていて、
続々と準備のため起き出した。
洗面所やトイレへの出入りでバタバタとし始める。
前日にほぼ、準備は済ませておいた。
ゴールに行く青い袋と、55キロのレストステーションに行く赤の袋。
この二つに必要なものを詰める。
後半に着るウェアにゼッケンをつけ赤い袋に詰める。
その他にも、55キロのレストステーションに預ける荷物にはガーミンの充電器とウェア、オレンジジュース、どら焼きなどを詰めてみた。
もうひとつのゴールで受け取る荷物にはスタート地点まで戻る用のバスチケットや着替えなどを入れた。
朝食で最後のカーボローティング。
私は、いつもと一緒。
カステラを食べ、パンやらおにぎりやらをお腹に詰めまくった。
実は、昨日から便秘気味。
いつもはそんなことがないのだが、環境が変わったせいだろうか。
それとも、知らず知らずに緊張していたのだろうか。
ゼッケンを付けたウェアを身にまとい、あとは脱いだら走れるようにしておく。
各々準備を済ませ、3時半ごろ宿を出発。
会場までの運転はわかばちゃんだった。
特に問題なく会場に到着。
ただ、スタート時間はかなり迫っていた。
せっかくだから、スタート前に写真も撮りたかった。
とりあえず、車から降りて忙しいけれどみんなで1枚撮った。
そして、荷物預け場所へと急いだ。
スタート時間までそれほど時間はなかった。
トラックに荷物を預けるので、トラックの近くで準備をし始めていたら、
mieさん! と 女性の声。
mieちゃん!と 男性の声。
ほぼ同時に登場する二人。
誰だい?私を呼ぶのは…
周りを見渡すと~
あ! どらごんだ。
そして、もう一人。
初めましてのりんごさん。
てか、タイミングよすぎ~
アメブロの仲間が一カ所にかなり集中していたね。
そして、かずさんにも遭遇。
かずさんが写真までとってくれたよ。
こうして、会いたい人には全員会えた。
もう、スタート時間がかなり迫っていた。
私とERIちんはトイレに寄って並ぶことに。下手したらこれが最後かもしれない
とりあえず、後でね!と挨拶、4人でハグして、トイレへ。
他のみんなはもう、スタート地点に並びに行ったようだ。
どこのトイレも混雑は一緒。
それでも、公共施設の一番空いていそうなトイレを探して入ったよ。
それから、みんなに合流するため、スタート地点へ。
見ると、陸連登録選手などはとっくに並んでいるのだろう。
そんなところに並びに行く程、図々しさは持ち合わせていなかった。
とりあえず、仲間を捜すことに。
あ!いた!
maika姉さん、わかば嬢, どらごんが一緒に並んでいた。
私とERIちんもそこに加わった。
こうしてみんなと一緒にスタート地点に並ぶのって初めてだね。
シドニーのときも私は別ブロックからのスタートだったし、
ソウルでも1分、1秒でも前からということで、前方から一人でスタートしたから。
4人一緒のスタート。
どらごんも一緒にいた。
みんな一緒だった。
スタート数分前にみんなでハグして頑張ろうねって誓った。
みんなと一緒にいるからかな、緊張はなかった。
周りを見渡してみた。
みんなの顔にも笑顔があった。
でも、一人だけあまり笑顔じゃない人がいたのが気になった。
それでも、時間はただただ迫ってくる。
5秒前とカウントダウンが始まった。
4、 3、 2、
1
スタート!!
と同時にみんな時計のボタンを押す。
ガーミンはもちろんグロスでスタートだ。
ゆっくりと全員が歩き出す。
私がスタートを踏んだのは1分40秒を過ぎてからだった。
そして、ここから私達のゴールまでのチャレンジが始まった。
残り100キロ。
よし、行こう!
つづく