河口で弁当を食べる男を眺めていると、私を呼ぶ小さな声がした。
隊長 「mie司令官殿! ご無事でなりよりです」
mie司令官 「おお、隊長か。私の方は無事に戻ったが、例のあれは発見できなかった…」
隊長 「mie司令官殿、実はご報告があります!」
mie司令官 「おお、なんだ。もしや?!」
隊長 「はい!我々、まず、ひとつ発見いたしました!」
mie司令官 「でかしたぞ、よし!行ってみよう。」
隊長 「mie司令官殿、こちらです!」
地雷調査官 「隊長!すでに、地雷調査済みです!とくに異常なし!」
隊長 「よし。 mie司令官殿、我々ついに-0.4K地点を確認し、制覇いたしました」
mie司令官 「うむ。ということはこの付近にその他の地点もあるということだ。見逃すでないぞ。」
隊長 「はい。mie司令官殿、我々はこの先が気になり,少し調査をして参りました。しかし、この先は空軍による立ち入り禁止地域でありまして…フェンスの先へは行く事ができませんでした。」
mie司令官 「仕方ない。今回はこの先への許可を得ていないのだ。よし、0K地点をまずは見つけるのだ。」
我々特殊部隊は来た道を戻る事に。
私達はすっかり足下にその印があると思い込んでいたが、実はその地点とは足下にはなかったのだ。
どうりで来る時に見つからなかった訳だ。
隊長 「mie司令官殿! ついに、見つけました!」
mie司令官 「おお!どこだ!」
0.2K地点?!
mie司令官 「隊長、0.2K地点という事は我々は0K地点をすでに通り越して、見逃したということではないか?!」
隊長 「!!」
mie司令官 「よし、少し戻るとするか…」
我々はこの小さな印を見逃さないようにまた道を戻った。
多摩川の風が強く吹く…
つづく