「フランスの有名な復刻レーベルFREMEAUX & ASSOCIESによるマンボ黄金期の録音から編集したビッグ・バンドによるマンボ集2枚組。」とのことです。
パームツリーの立ち並ぶ通りの向こうに大きなホテル。どこの町なんでしょうね?
美しい白黒の写真です。
NY、LA、メキシコ、キューバ色んなところから集めた、曰く「初心者からマニアまで納得!」のアルバムらしいです。うん、確かに通して聴いていてヘタレな曲は無いですよ。
このところ、キューバの古い音楽を良く聴いています。
カストロ・ゲバラ・キューバ革命・社会主義・・・・・もありつつ
マンボやソン(ルンバ)チャチャチャ、ブエナビスタ・・・・
なんだかポイントで引っかかる。
マンボやチャチャチャは、なんとなくナンだけれど
ルーツ音楽の一つである「昭和歌謡」、特に高度成長期の日本歌謡に
随分影響を与えたように感じている。
戦後の日本はあらゆるアメリカの影響を受けたけれど
音楽的にはやはりジャズなんだろうな。
ジャズと言いながら、映画音楽だったりマイノリティーのカルチャーだったり
スウィング~バップの系譜からはみ出る音楽も、まぁジャズだったんだろうなと思う。
僕の探している音楽の中で、この南米音楽はあまり難しい理屈じゃなくて
子供のころになんとなく聴いたような音楽のかけらとか
古い日本映画のバックでかかっていた様な感じとか
一種の心象的なルーツをなんとなく探っているようなものだ。
別に社交ダンスを習いたいわけじゃない。
右上がりの景気が続いた昭和と植木等と長島茂男とマンボと高速道路とオリンピックと新幹線と・・・・
何れも翳りなどまったく無い。
明るく、笑顔でイケイケな感じだ。
何かが欠けていたり、足りなくたって未来がある、そんなイメージなんだよな。
せっかちでもぎすぎすしていない。
今の時代を批判したり嘆いたりする気持ちはあまり無い。
ただ、陰りの無い気持ちでいたいとは思う。
マンボに限らず、そして1946-57 の時代に関わらず
キューバ音楽の明るさと切なさと、そんなものがたまらなく今好きだ。
そんな気分とここに収められている音楽と、このジャケット写真の世界が
随分僕の気持ちを支えていてくれる。
キューバの音楽、色々あるけど良いですよ。
