本屋大賞2位「盤上の向日葵」を読みました! | ピアノ弾き語りシンガーソングライター「そらみつ」オフィシャルブログ

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今日は、最近読んだ本の感想を。

今年の本屋大賞2位、「盤上の向日葵」(柚月裕子著 中央公論新社)です。本




天木山の山中で発見された白骨死体とともに埋められていた、名工の手になる将棋の駒。

かつてプロ棋士を目指していた若手刑事、佐野と、性格にやや難のある敏腕ベテラン刑事、石破のコンビが、駒を手がかりに事件の謎を追います。

並行して語られる、異端の天才棋士、上條桂介の数奇な人生。

将棋界を舞台にした、というより、1人の天才棋士の心に深く分け行ってゆく物語です。

ややネタバレになりますが、真剣勝負の将棋の一指し、一指しと、ゴッホの名画「向日葵」の一筆一筆塗り重ねられた分厚い絵の具とを重ねる描写は素晴らしいと思います。

その一指しと一筆は、きっと、そのまま、棋士、あるいは画家の人生の重みに重なってゆくのだと思いました。

一指しずつ駒を重ねるように、一筆ずつ絵の具を塗り重ねるように、人は人生を積み重ねてゆく。

それが、生きるということなのではないかと思えます。ひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球

私は将棋は全くの素人で、駒の動かし方さえ分かりません。
途中、対局のシーンの棋譜の描写は残念ながら理解できませんでしたが、真剣勝負の気迫は充分に伝わりました。

そして、なぜ死体とともに将棋の駒が埋められたのか、の謎が明かされるラスト。
これは、納得です。たぶん、私でも、将棋の駒を埋めます。

人の心の深い襞に分け行ってゆく、静かな感動を呼ぶ作品でした。

かつてプロ棋士を目指して挫折した佐野刑事の将棋への複雑な思いがことある事に語られますが、その割に上條とのやりとりがあっさりしていたのが...キョロキョロ汗汗汗
もう少し、佐野刑事の将棋に対する思いにスポットが当たっても良かったのでは?と思いました。
そこが、何となく、答えが出ないまま終わってしまったので...。

そんな感じで。
今日は書評...という程ではありませんが、本の感想でした。

それではまた次回ウインク


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