※読むのが面倒な悲劇のヒロイン的なので回れ右してもらってOKです。
昨日、入院になった君に会いに行くと
先生が 眉間にしわを寄せて言った。
「さぁ、どうぞ、会ってあげてください。」と。
「あの・・様子はどうでしょか?」
と、尋ねたママに、先生は
「ご説明を先にしましょう」
と、カルテを手にして言った。
「先日は、ご説明していいのかどうか、悩み、様子を見ますと・・お伝えしましたが・・」
点滴の量は、人間で言えば 一日に6㍑の量とのこと、
本来なら 寝たきりであるはずであるということ。
腎臓疾患は 生まれつきのものであるということ。
エコーを撮っても 微塵も腎臓は 映らないほどに 小さいということ。
腎臓は 生まれたときから なかったに近いということ。
この高い数値でも 元気でいることは
生まれた時から この状態であったであろうことが推測できるということ。
赤血球からみる所見は 既に3~4ヶ月程前から もう 動けない状態であったと言う事。
極度の貧血は・・腎臓疾患からくるもので
普通なら 歩ける状態ではないと言う事。
覚悟を決めていたつもりでいたママなのに・・
思わず。・・声が震えた・・
「理解します・・」
精一杯 答えた。
君は、ママの声が 聞こえたらしく
アゥーンと 何度も啼いた。
ママが
「はい!」と 答えると 君は
「うぉーん!」と 少し怒ったように 早く来い的啼き方をし、
今度は 甘えたように
「くぅ~ん・・」と・・。
先生が これ以上待たせるには しのびないと
連れてきてくれました。
もう~啼く啼く!
必死の叫びです!
点滴が 外れるんじゃないかと心配します!
甘えん坊します!
先生が
「今日 一度 退院しましょう」といった。
「それは・・喜んでいいことですか・・それとも・・?」
「余命は 長く持っても1年ありません。早ければ今週中かもしれません。。」
「あぁ・・はぃ・・・」
「ジュンくんは、縁があって、貴方のところに来たんです。今、悲しんでいては だめですよ。
これから もっと戦いは続き もっと 苦しいときがくるのですから。どうぞ、頑張ってくださいね。ジュンくんには あなたしかいないのですから。甘えさせてあげてくださいね。」
と・・・分かってる・・分かってる・・わかって・・分かりたくない・・・分かってる・・分からない・・分かりたくない・・
家路を急ぐ。
途中 君の大好きなスイカとりんごを買ったら
君は もう その場で 欲しいと おねだりかい!
「じゃんくんの~♪りんご♪りんご♪じゃんくんの~スイカ~♪スイカ~♪」
いつも おやつを与える時歌ううた・・?歌じゃないか・・呪文?ってぉぃ?
家に着くと 君は ソファーにころんと転がり
目をつぶった。
疲れていたんだね・・
君は ご飯も食べずに スイカを少しだけ食べると
眠ってしまったね。
明日 また 病院だよ。
明日 朝 ちゃんとお薬飲んでね。
明日 また 点滴だよ。
頑張れよ!
ママも頑張ります!
寝ようね。
読んでくれて ありがとうございます。
そして 読ませてごめんなさい。