NHKラジオテキスト「まいにちハングル講座」の口絵では、毎号「季節を楽しむ韓国料理」として、お料理やお菓子をエッセイを添えてご紹介しています。

2月号は薬飯약밥です。


韓国では古くから「薬食同源」という思想が根付いています。薬食同源とは毎日の食事を通じて心と体のバランスを整えるということ。つまり、たとえ心身のバランスが崩れた時も食事を通じてそのバランスを整えるということです。そのため、韓国には薬飯、薬酒、薬菓、薬水というように「薬」という字がつくものが多くみられます。

「薬飯」は、はちみつ、ごま油、干しなつめや栗、松の実などの滋養に富んだ食材をふんだんに使った、優しい甘さのおこわのようなものです。

一度の蒸した餅米に、醤油やカラメルソースなどを加えて混ぜ、味と香りをなじませてから再び蒸し返すことで、風味豊かな味わいに仕上がります。

旧暦の新年の最初の満月の日、旧暦の1月15日はテボルム대보름という名節です。
テボルムには、1年の無病息災を願って薬飯を用意します。
そのほか、腫れものができないように、そして、木の実を噛む音が邪気を退けると言われることから、殻の堅い木の実を食べる習慣があります。



今年のテボルムは2月22日です。
テボルムには、薬飯を作って冬のお月見を楽しんでみてはいかがでしょうか。

今日は節分ですね。

様々な具材を用意して韓国風のりまき、김밥キムパを作りました。


たくさん巻いて、


切ったらこんな風。


今日はイベントの打ち合わせでしたので、皆でいただきました。


キムパは酢飯でも作りますが、ご飯を塩とごま油で調味して、数種のナムルや卵焼き、焼き肉風味の牛肉に加え、たくあんを巻くのが我が家の定番です。

キムパは太巻きと細巻きの間程の、ちょうど一口で頬張れる程の太さ。
一口ほおばるとごま油がふわりと香り、それぞれの具材やのりの味わいが口いっぱいに広がります。


福は内。
みなさんが健康で、たくさんの福に恵まれますように。







白菜が美味しい季節です。
みずみずしく、甘さが増した白菜の魅力を味わう白菜料理12品を「栄養と料理2月号」(女子栄養大学出版部)さんでご紹介しています。

(誌面より、写真は木村拓さん)


白菜は部位によって味や食感が違います。
それぞれの特徴を生かして使い分けます。

やわらかく甘味があり、葉の厚みが薄い内側の葉は、サラダとチヂミに。


中央の葉は厚みがあって、ずみずしいのが特徴。
どんな料理にも合いますが、葉と軸に分け、料理によって使い分けます。


軸は牛肉と合わせて優しい味わいの炊き込みごはんに。薬味醤油で添えて。
葉はりんごと合わせてサラダに。



白菜の軸とにんじんのなます


白菜の葉のサンドイッチ
海老を加えて粒マスタードを利かせて。


繊維がかたくて強い外側の葉は、干すことで葉がやわらかく扱いやすくなります。
干し外葉のすいとん


その他、白菜のどの部分でも楽しめる料理も。
白菜とエビ団子のとろみ鍋



白菜のプルコギ




白菜とゆずの水キムチ


白菜とかきの豆乳グラタン


1年中出回る白菜ですが、旬の今の時期にはみずみずしく、甘味が増します。今しか味わえない美味しさを楽しんでいただけたらと思います。