昨夜、地元の友人からのお誘いで行きつけの居酒屋に行ってきた。時刻は２１時半ごろである。
僕は家で夕食を食べてから（軽く飲んでから）、そこに行くことが多いので、お店にとってはあまり収益にならない客ではあるのだけど、大将もバイトの女の子も、いつも快くもてなしてくれる。
ハイボールを傾けながら、ここ半年ばかりに起こった事柄を話す。昨年の夏以降、数年無かった人生のコペルニクス的転回が起こっていて、新しい出来事にはつきものの期待と不安が入り混じった日々を僕は過ごしている。僕が話す事象に対して友人は真摯に耳を傾けてくれ、いくつかのアドバイスをしてくれた。自分の頭の中で考えたことでも、それを友人から聞くと新しい気づきや気持ちの変化にもつながる。僕ら二人にしては珍しく真面目なサシのみとなった。
その友人と別れたあと、お世話になっている先輩が近くの鉄板焼き屋にいらっしゃる、というのでそこに足を向けた。飲食店を一人で梯子することは、僕にとっては珍しいことではあるのだ。
その先輩は種子島に住んでいる弟と一緒に年末飲んだ際にお世話になった。もっとも、いつもお世話になっているのだけど。
そこで先輩とその彼女さんと一緒に飲んだ。鉄板焼きはとても美味しくハイボールもすすむ。そこでしばらく飲んだ後、また行きつけの居酒屋に戻った。新春からなかなかの酔生夢死ぶりである。
今年もこうして始まってゆく。それぞれの思惑が曇り始めた夜空に漂っている。夜気は暖かかった。