先日、愛子内親王殿下が伊勢神宮をご参拝なさり、その折に斎宮歴史博物館もお訪ねになられたとテレビか何かで拝見し、どのようなお考えやお思いでご訪問なさったのだろうと様々な考えが去来した。

 

 そもそも斎宮歴史博物館というものがあるのを初めて知った。

 私が伊勢参り~熊野詣をしたのは大学時代の夏休みでもう30年前だが、その時には開館していたらしい。

 ”ついでに本居宣長邸に行ければいいな”くらいの呑気で無教養な大学生だったので、なかなか行けない伊勢にせっかく訪れておきながら、こういう大事な場所を見逃していたからいけない。

 

 また、昨日たまたま見ていたニュースで、殿下がご卒業論文のテーマに式子内親王をお選びになったと知って、さらに思うところが多くあった。

 

 

 内親王殿下が斎宮歴史博物館にお越しになったこと、式子内親王をご研究なさったことがどのような意味をもっているのかを、私のような者が勝手に拝察して何かしら考えを書くのは不敬なので控える。

 

 テレビや新聞ではまったくその辺が伝わってこないし、そもそも報道ベースでは、ほとんど伊勢ご参拝だけが報じられていた。

 

 

 もちろん不可能であろうが、内親王殿下のご卒業論文をぜひ拝見したいと、一日本国民として、あるいは式子内親王の(にわか)一ファンとして、切に願うばかりである。