ご自分と両想いで幸せな皆様へ

 

こんにちは、タコのマリネです!

この話は射手座の季節である12月中にUPしたかったんですが、うまくまとまらなくって葛藤して結局1月になりました。

スマン!!!!

 

こ、これは極上の射手座の予感…!

そんなわたくし、ちょうど射手座の時期にこの映画を見て参りました。

 

この映画、タイトルを一目見て、タコのマリネのテンション爆上がり。

「うわああああ超超超!超射手座じゃんーーー!!!!!」

 

だって、射手座のキーワードと言えば「海外」「旅」「宗教」じゃないですか!!!!

「旅するローマ教皇」というたった8文字のワードが最高潮の極上の射手座を表現しすぎていてもう!!!

もう!!!!!

そんな理由で大興奮するタコのマリネってやっぱりオタク気質だよね。知ってた。

 

もう少し深く考えると、「教皇」はキリスト教圏の「権威のトップ」ですので、より厳密に言えば「山羊座に差しかかった射手座」が適切なのでしょう。

もっとマニアックな話をすると、射手座の中でも終わりの度数、山羊座との境目あたり。ホロスコープで言えば「MC」の位置より少し右。

冬至の直前くらいの季節。


さて、興奮を抑えて映画のご紹介を。

映画自体はドキュメンタリーとなっており、「ストーリー」「脚本」と呼べるものは特にありません。第266代ローマ教皇フランシスコが不幸な事件・事故のあった地域などを慰労訪問し、その様子を映像にまとめたもの。

教皇フランシスコは 9年で37回 旅に出た。
53か国を歴訪し 重要な問題について発言した。
連帯と尊厳 貧困と難民を語り 戦争を非難した。

(映画公式HPより引用)

 

めっちゃ旅してますね。ちょっと羨ましいくらいです。

と言っても教皇ですからね、我々一般庶民のような呑気な観光旅行ではありません。否が応でも政治的な側面も関わってくるでしょう。

 

彼の旅は、彼がローマ教皇に選出された2013年、海難事故のあったイタリアのランペドゥーサ島の訪問から始まります。

 

 

その後も、台風による甚大な被害を受けたフィリピンのレイテ島、世界唯一の被爆国である日本のほか、悲惨な記憶が新しいイラク、新型コロナウイルス渦中のマルタ訪問などの映像も挿入されています。

 

 

映画の中では日本訪問はナレーションもなく一瞬でした。ただ、広島の平和記念公園の催事というか「鎮魂の儀式」的なやつって、基本仏式ですよね?

仏式の法要に参加するローマ教皇を見て、「ローマ教皇が異教徒のイベントに参加するのか…」と少し新鮮な気持ちになりました。

 

と言いつつ、めちゃくちゃ斜めに構えて見てた

 

カトリックの方ならばこのドキュメンタリー映画を見て、高齢で、かつ暗殺・銃殺などの命の危機に晒される可能性もある中で、精力的に各地域を訪問し、貧民街へ自ら赴き、白人ではない下々の民草と触れ合い抱きしめ、若者を激励するなど、行動力のあるローマ教皇の慈悲深さに感銘を受け、涙するかもしれません。

 

しかし、カトリックどころかクリスチャンですらないタコのマリネは、この映画を見ながら「人気集めのプロモーション活動みたいなもんですかねぇ~」と、とにかく斜めに構え、ひねくれた見方をしながら鑑賞しておりました。反抗期の子供かな。

 

 

ブラジルかメキシコか、どこかの中南米の地域での演説では「若者を孤独にしてはいけない。孤独になった若者は夢を持てない」と仰っていました。

 

「常に夢を追い求めなさい。恐れずに夢に向かいなさい。

世界の夢はまだ目にみえていなくとも、必ずいつか実現します」

(映画公式HPより引用)

 

それを聞いたタコのマリネなんて

「非キリスト教圏だからという理由で、未開の野蛮人と思った国の若者たちが夢を見られないような状況にしたのは、その国から搾取し続けたあなたたちキリスト教徒、特に欧米の皆さんじゃないの?若者の夢を奪ったのはキリスト教徒だろ」

「その状況に自分らの責任はないと思ってんの?何言っちゃってんの?」

「ヨーロッパさえ豊かになれば、あとはどうでもよかったんだろ?キリスト教のトップが綺麗事抜かすなよ」

くらいの、まあまあ否定的な気持ちが頭をよぎったりもしました。

 

我ながら言語化すると鋭利な考えですね。

よく考えたら教皇フランシスコはアルゼンチン出身で、史上初のヨーロッパ以外から選出された教皇なので、ヨーロッパではないか。でもイタリア系移民だからやっぱヨーロッパか?ん?どうなんだ?

 

さて、射手座っておおらかで朗らかで、教養の高さ故かどこか気品を兼ね備えていたり、夢や目標に向かって情熱を注いだりと長所もたくさんありますが、短所のひとつが「無責任」と言われたりします。

人々が「夢」を持つことを熱く語る教皇の演説を聞きながら「ああ、良くも悪くも、ゴリゴリの射手座ね...」と感じたりもしました。

下々の民草へ夢の大切さを力強く説いてはいるけれど、訪問と演説以外に彼らのために何かしているのかという点は、映像を見ただけでは伝わってこないのも事実でしたから。

 

キリスト教徒が犯した悪行について許しを請いたい

さて、そんな風にひねくれた気持ちで映画を見ていたタコのマリネも途中で「おや・・・?」と見方を改めるシーンがありました。

 

それはカナダ訪問の映像。

カナダはフランス領を経てイギリス領、その後英連邦のひとつとして独立していますが、もともとは先住民(ネイティブ・インディアン)が住んでいました。カナダ政府が資金を提供し、先住民の子供たちを「白人社会へ適用できるように」という理念のもと、キリスト教会が主体となって「先住民寄宿舎学校」という教育機関を運営します。

 

先住民の子どもたちを固有の文化や宗教の影響から隔離し、カナダにおける白人社会の支配的な文化に半ば強制的に同化させることを目的とし、実質的な民族浄化政策を青少年を対象とする教育システムとして取り込み、合法的制度として機能した

(引用元:カナダの先住民寄宿学校 -Wikipedia)

 

この部分だけ読んだ皆さんは「ふーん」くらいの感じかと思いますけども、我々の子供たちが無理やり家族と引き離されて寄宿舎に連行され、日本語を禁止されて英語のみを話すよう強制され、神社や寺院への参拝やお墓詣り等の一切を禁止され、キリスト教の教えを徹底的に仕込まれ洗脳される教育機関と考えると、恐ろしくないですか?

つか、普通に誘拐・監禁だろ。

 

先住民固有の文化・言語・思想などを否定し断絶させ、先住民のアイデンティティや尊厳を踏みにじる行為。今も一部の地域で行われているという「民族浄化」です。日本も帝国主義時代に同じようなことやってただろうけどさ……。

 

さらに・・・

 

 

 

寄宿舎学校に強制的に連れてこられた先住民の子供たちに対し、キリスト教会の聖職者が行った、放置・虐待・性的暴行・餓死などの悪行。聖職者なんかじゃなくて悪魔だよ……。

 

おそろしいことに、この「寄宿舎学校」は、なんと1996年まで存在していたそうです。そこまで遠い過去の話じゃない。

 

先住民寄宿舎学校で行われた非人道的な行為に対し、カナダ政府は「先住民の方々が受けた苦痛とトラウマの責任は、カナダが負うべきもの」と声明を発表。2008年に生存者へ謝罪し、2万8000人に対して補償を行いました。 

しかし、カトリックを含めたキリスト教会はこの件に対して黙秘を貫いていたそうです。

 

そんな中、2022年7月にローマ教皇がカナダを訪問します。

 

ローマ教皇フランシスコは25日、訪問先のカナダで演説し、カトリック教会が運営していた先住民同化政策の寄宿学校で先住民の子供が虐待を受けていた問題をめぐり、サバイバー(被害を生き延びた人)に許しを請いたいと述べた。

(中略)

また、カナダで大半の寄宿学校を運営・管理していたカトリック教会の多くのメンバーの行為に対して「悲しみ、憤り、恥」を感じたとした。

ローマ教皇はこの学校制度は「悲惨な誤ち」だとし、先住民に対して「あまりに多くのキリスト教徒が犯した悪行について」許しを請いたいと述べた。

そして、謝罪は最初の一歩に過ぎず、癒しを促進するために虐待に関する本格的な調査が実施されなくてはならないとした。

 

■引用元:

 

映画では教皇フランシスコが実際に、寄宿舎学校で生活させられた先住民を前に、演説そして謝罪する映像が挿入されています。

 

このシーンを見て、斜めに構えていた反抗期のタコのマリネも「この教皇、綺麗事しか言わないわけではなくて、『カトリック』『キリスト教』のトップとしての責任を感じているが故のカナダ訪問だったのか。ゴリゴリの射手座ではあるけど、責任感の強い山羊座のエッセンスもちゃんと入ってるんだな」と思い、そこから少し「旅する教皇」に対する目が変わりました。

その時点で映画もだいぶ後半だったけどね。笑

 

 

離別したカトリックと東方正教会。1054年には互いに破門を通告するなど犬猿の仲だったと思いますが、教皇フランシスコが主体となって約1000年ぶりに東西のキリスト教会トップの会談という歴史的偉業を成し遂げます。

 

ユダヤ教徒とイスラム教徒で対立するパレスティナや、イスラム教徒の多いイラン、イラクなどを教皇が訪問する映像なんかは、見てるだけでヒヤヒヤしました...。

銃殺されやしないかと。。。命がけの旅...

 

 

射手座の最終形態


「旅するローマ教皇」というタイトルから、タコのマリネは当初は「超射手座~~~!!」と思いました。心理的に遠くにある高尚な何かに思いを馳せ、あるいは物理的に遠くにある何かに思いを馳せる。手の届きにくいものを追い求めるからこそ、夢や目標を持つことを大切にして生きていく。

これらの点はとても射手座らしい生き方だと思います。私は好きだぜ。

 

さらに、カトリックの総本山であるヨーロッパから見れば教皇フランシスコが「異国」「海外」であるアルゼンチン出身であることも、射手座らしさを感じさせます。彼の立場にしてみれば祖国アルゼンチンを離れ、バチカンという「異国」で活躍している点も射手座らしいですね。ノーベル射手座賞を贈呈したい。

 

ですが、そんな「THE・射手座」である教皇フランシスコからは、射手座の次である「山羊座」のエッセンスも感じました。


カトリックを一つの「大きな組織」をいう視点で見れば、その組織を率いる存在である「教皇」は山羊座っぽさあるでしょう。教皇にまで上り詰めたのだから、彼が敬虔な信仰心や慈悲の心だけではなく、教団内の駆け引きなどの政治力にも長けていたことは容易に想像できますね。表には決して出てこないと思いますが、綺麗事だけではないのかもと思います。

 

この映画が、ただの信者たちへの慰労訪問だけならば、「とっても射手座でした!」という感想だけで終わったでしょう。日本の訪問も「まあ、パフォーマンスの一環かな」と感じたと思います。
 

しかし、教皇フランシスコはカトリックの代表として東方正教会との会談、カナダでの謝罪、エルサレムの「嘆きの壁」の訪問など、多少のパフォーマンスが含まれていたとしても、カトリック含むキリスト教徒が犯した罪に対して「責任」を持つ公的な立場であるが故の「旅(訪問)」だったと思います。

 政治的な意味も含めて。


カトリックの聖職者と言えば、避けて通ることのできない、あの問題がありますよね。

こちらに関しても、彼は言及し、謝罪していました。

 

日大やビッグモーターの会見のように「俺がやったわけじゃないもーん!俺の責任じゃないもーん!」と開き直ったり、責任を誰かに擦り付けることだってできたでしょう。

 

でも、教皇フランシスコは、公式に謝罪していました。この点はすごいと思いましたし、とても山羊座的でもあると感じました。序盤であんなに批判的な考え方をしていたタコのマリネなのに「え、やだ、教皇カッコいい・・・」と思っちゃったよね!!!

「部下の不始末は自分の不始」と自分自身にも責任の一端があると考えられる人は、人間できてると思うもん。(タコのマリネの前職のクソ上司にも見習ってほしい…)

 

教皇フランシスコは「射手座」の課題をほぼほぼクリアし、次の星座である「山羊座」に移行しつつある存在。

「射手座」を大方やりつくし、最後の総仕上げ。

「旅が好き」「宗教を深めたい」という射手座をベースに、「責任感」「行動力」「持続力」の山羊座が乗っかっている。

 

いわば「射手座の完成形」の域に到達しているのだなと個人的に感じました。

 

 

やっぱホロスコープはチェックしとかんと

映画を見たあと、「教皇フランシスコからは射手座だけでない、山羊座も感じるッ!」「射手座の終わり、MC直前を感じるッ!!」と思い、生年月日を調べてびっくり。

 

教皇フランシスコ、ぴったり「射手座の終わり」がお誕生日でした!!!!!

 

12月17日生まれ。山羊座に入る冬至の直前!!!すげぇ!!!!

ご自身の誕生日が示す、そのままの人生を歩んでいる。とんでもねぇバケモンだぜ!!!!

あ、教皇だからバケモンとは真逆の存在か。笑

 

また、不幸な事件・事故があった地域を中心に訪問するところや下々の民へ積極的に交流を図る姿勢を見ると「魚座も強いよな?」と思いましたが、土星が魚座でした。だよね!!

魚座と射手座って相性悪いとか凶角と言われたりするけど、この2つの星座は割と親和性高い気がするんだけどなー。

月が「水瓶座」なのも、彼の言動・行動を見るとわかる気がします。


そしてこの教皇サマ、ハードアスペクトがゴリゴリのゴリゴリのゴリゴリでした。

数々のハードアスペクトの試練を乗り越えてパワーに変え、今の姿があるんだなと思います。

 

我々下々の民もハードアスペクトをパワーに変えて、頑張って生きていこうぜ!!!

 

今日もお読みいただきありがとうございます。

あなたに良いことがたくさん起きますように☆

 

タコのマリネ

 

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