30 seconds!! Actor’s Tips Challenge!!@NagaiProject
【30 seconds!! Actor's Tips Challenge!!】《日本語詞訳のマイルール》《Rules of translation》藤倉梓Azusa FujikuraInstagramhttps://t.co/OO3QTh9mmhYouTubehttps://t.co/fE607S5gi8 https://t.co/r7KQiipZnR
2020年05月13日 09:58
きのうの続きです。
『30秒チャレンジ!俳優・スタッフ修行!自宅トレーニングのコツを未来の俳優/スタッフに共有しませんか?』
このチャレンジで私が語らせて頂いたのは「日本語詞訳のマイルール(Rules of translation)」
です。
きのう、自分の喋った内容を文字起こししたので、
きょうはその解説、前半です。
めっちゃ長くなっちゃったので2回に分けることにしました。
動画はこちらです。
30 seconds!! Actor’s Tips Challenge!!@NagaiProject
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2020年05月13日 09:58
では解説です。
①海外ミュージカルに日本語詞をはめる時のマイルールは「極力オリジナルの原語に寄り添う※1ということ、
たとえば「母音」、
ロングトーン※2やハイトーン※3などの聴かせどころで母音を揃えてあげると表情や感情がオリジナルに寄り添える※4と思います。
※1 我、いまも修行中ですが、ざっくり全体的な目標としては「オリジナル版を観てるみたい」にきこえる歌詞・台詞です。「ザ翻訳ミュージカル」ぽくない聞こえ方を目指しています。
※2 ロングトーンとは、長く伸ばして歌う音です。
※3 ハイトーンとは、高い音です。つまり声の出し方が繊細になる領域です。
※4 ※2と※3のどちらも、母音が原語オリジナルと同じになるように極力がんばる理由は、そうでないと響きが変わってしまい、物語やキャラクターの印象まで変わってしまうからです。
5月に公演される予定だったミュージカルのタイトルは『The 25th Annual Putnam County Spelling Bee(第25回パットナム郡スペリング大会)』です。
この作品の1曲目はまさに「The 25th Annual Putnam County Spelling Bee」という名前がついています。
つまり語尾は「Bee」なので母音は「イー」です。
歌ってみると口が横に広がります。
「これからスペリング大会なんだ!」という期待もしくは不安が顔と声に乗せやすい発音です。
これがもし仮に、日本語訳の母音が「イー」でなく「オー」だとしたら?
上記の表情や声色になりにくくなる気がしませんか?
ま、気のせいといえばそれまでなんですがね。
②(ことば感)バラードだったらゆったりした日本語※5、アップテンポだったらせわしない日本語※6をわざと詰め込んで、オリジナルの曲が持つリズム感をキープ※7。
(韻は踏んどく)韻は面白いからとりあえず踏んどく主義※8。
※5 英語の歌には1音に1単語くらい入ります(入らないことも勿論沢山ある)。
かたや日本語の歌には1音に1文字やそこらしか入りません。
ゆえにオリジナル原語の1/5?くらいしかニュアンスが入りません。
でもバラード(一般的にはゆっくりな歌という解釈)なんかとくにメロディをこわしちゃいけないので、どうにかやわらかい日本語をごく少なめに吟味して引き出します。
※6 逆にアップテンポ(速い曲)の歌は、オリジナル原語を聴いてると、言葉だらけでせわしないです。
なのに日本語を各音符に1文字しか入れなかったら、どうしてものっぺりしてしまうので、オリジナルの英単語の数くらい日本語も入れちゃいます。
また、その英単語に使われている子音が多ければ、同じように日本語も子音を多めに詰め込んでみたりします。
なんとなくですけど、歌の言葉数だけでも役者の感情が大いに左右されると思います。
イライラしながら喋ってるうちに自分でヒートアップしちゃって最後は激おこ、って事象ないですか?笑
自分の言葉にマジックが掛かって感情が揺さぶられるんですよね。そんなかんじ。
※7 それに、言葉のリズムがメロディと呼応しているのがミュージカル楽曲。
日本語を駆使してうまくリズムをつくらないと、メロディがオリジナルと違った物にきこえてしまう恐れがあると思うんです。
その解消法のひとつに、Gotta2発祥で、藤倉カンパニー内でも知名度の高い「ミスチル方式」というのがあります。これもオリジナル原語に近い響きに聞こえるように工夫された歌唱法?です。
※8 日本語は英語とまったく別物なので、英語ほど韻はうまく踏めません。
でも踏んどいた方が、※5~7と同じで、メロディのリズムが損なわれない。
また、歌詞によっては、単に言葉遊びがしたいだけでそこまで物語に意味を及ぼしていない歌詞もあります。
そういう歌詞を律儀に直訳したら意味わかんないことになっちゃうので、そういうときは意味より音の響きを選択しちゃいます。
もちろん、意味までオリジナル原語に沿えたらなおラッキー。
今日はここまでにします。
続きがこれまた長いので、また次回。
アカデミー後輩にして今やプロフェッショナルのスタッフさんとしてご活躍中の永井誠さんからお誘い頂き、企画に参加しました。
その企画とは。永井先生のお言葉を以下にちょこちょこお借りします。
『30秒チャレンジ!俳優・スタッフ修行!自宅トレーニングのコツを未来の俳優/スタッフに共有しませんか?』
★現在家で俳優/スタッフを目指している卵達を応援したい★
現在ミュージカルや演劇の大学や研修所に通っているが自粛を余儀なくされている子たちに、少しでも舞台への希望をもってくれたら劇場の灯火も燃え続けるのではないかと思いました。
小さな30秒が1本のレッスン動画になったら素晴らしいし、
それがきっかけでオンラインプライベートレッスンとかに繋げられたら尚よし!
こんな些細なことでも、舞台業界のためにリモート貢献したい!
「内容はこれはおそらく自分しか知らないコツ、オススメの訓練方法」。
とはいえ私、役者は殆どやっていないし、演出も誰かに習ったわけではないし、どう参加したら良いんだろうと思っていたのですが、
「訳詞でもいいかも?」と思ってその方向でいかせて頂きました。
コツだなんてえらそうなこと云えないので、あくまで「マイルール」とさせて頂いています。
が、しかし!
言いたいこと詰め込みすぎて30秒におさまらず、若干早回し加工して頂いて動画が出ました。
ただでさえものすごい早口なのに、それはもう、かまいたちかよってレベルの速さになってしまいました。(かまいたちには遭遇したことはありません。)
ということで自己責任をとって、
自分で喋ったことを自分で文字起こしするので、全然わかんね、と思ったけどゆっくり咀嚼してみたい方は、良かったら読んで下さい。
長くなると面倒なので今日は文字起こしだけにします。
次回、その解説を少しします。

①海外ミュージカルに日本語詞をはめる時のマイルールは「極力オリジナルの原語に寄り添うということ、
たとえば「母音」、
ロングトーンやハイトーンなどの聴かせどころで母音を揃えてあげると表情や感情がオリジナルに寄り添えると思います。
②(ことば感)バラードだったらゆったりした日本語、アップテンポだったらせわしない日本語をわざと詰め込んで、オリジナルの曲が持つリズム感をキープ。
(韻は踏んどく)韻は面白いからとりあえず踏んどく主義。
③(語順)日本語と英語は文法が違うのですが、もし英語で大事なドラマが起きる単語があったら、同じ所に日本語を入れないと戯曲の構造が崩れてしまうので、大事な単語は同じ場所に入れる。
④というのを踏まえた上での、違和感なく読める、または耳に入ってくる日本語を目指しております。日々精進。
以上、文字起こしでした。
動画はこちら。
30 seconds!! Actor’s Tips Challenge!!@NagaiProject
【30 seconds!! Actor's Tips Challenge!!】《日本語詞訳のマイルール》《Rules of translation》藤倉梓Azusa FujikuraInstagramhttps://t.co/OO3QTh9mmhYouTubehttps://t.co/fE607S5gi8 https://t.co/r7KQiipZnR
2020年05月13日 09:58
解説はまた次回。
