専門医試験 | 手術室発、日本の医療へ

手術室発、日本の医療へ

毎日の麻酔業務におけるミクロなことから始まり、そこから浮かんでくるマクロな日本の医療全体についてまで、感じること、考えることを書き残していきます。専門的なことも書きますが、一般の方にも読んでいただければと思います。

先週末は、学会の専門医資格試験の問題作成委員会の最終日。

委員の先生方には、はるばる遠くから集まっていただき、これまで散々に検討してきた問題を
実際と同じような時間で解いていただき、そして、最終検討をする機会だった。

これまで4年間にわたり、同じ仕事をしてきたが、今年は委員長としても、委員としても最後の年だったので、終わった時には、感無量。皆さんのご協力に、ただただ感謝するばかりであった。

やはり一委員として参加しているのと、まとめ役をしているのとでは責任感がまったく違うし、一日中喋っていなくてはならないので、それなりに疲れもする。この日までの問題チェックやその他の雑用もあって、疲労が蓄積していたのだろうか、久ぶりに翌日は、発熱をしてぐったりしていた。

今後の委員会もまだまだ課題の多いなか、次回からの委員長を引き受けていただけた先生には、是非とも無理のないよう、頑張っていただければと思う。

これからは、専門医試験問題作成を通して得た、貴重な体験、知識をもとに、自分の施設の若い人たちにより多くのものを還元できるようにできれるようになるかと思うと楽しみでもある。

来年度は、今の施設に異動してから、初めての心臓麻酔フェローを募集して、応募してくれた人が来てくれる年でもある。身が引き締まるとともに、非常に楽しみな年になる。今後も、そうした若い人たちの勉強になるような施設になるべく、環境を整えていきたいものである。