大河・世界史(26)/エリザベス:ゴールデン・エイジ(2007) | 心を湛(しずか)にゆるがせて

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2022(19)2022/1/25観:WOWOW放送

初観:2008/3/6:シネプレックス小倉)

『Elizabeth: The Golden Age ─ エリザベス:黄金時代』

2007年  イギリス×ドイツ×フランス×アメリカ合作  114分

監督/シェカール・カプール

脚本/マイケル・ハースト×ウィリアム・ニコルソン

製作/アリソン・オーウェン

音楽/クライヴ・アームストロング

撮影/レミ・アデファラシン

編集/ジル・ビルコック

【キャスト】

エリザベス1世/ケイト・ブランシェット

ウォルシンガム(秘密警察)/ジェフリー・ラッシュ

ウォルター・ローリー(探検家)/クライヴ・オーウェン

ベス(女王の侍女)/アビー・コーニッシュ

メアリー・スチュアート(スコットランド女王)/サマンサ・モートン

アミアス・ポーレット(メアリーの警護)/トム・ホランダー

レストン(カトリック教徒、メアリー支持者)/リス・エヴァンズ

トーマス(カトリック教徒、メアリー支持者)/エディ・レッドメイン

フェリペ2世(スペイン国王)/ジョルディ・モリャ

【あらすじ】1585年、世界最強国スペインのフェリペ2世は、カトリックで全欧州を聖戦の渦に巻き込む。その中で一国だけスペインに歯向かったのは、新教徒国イングランドのエリザベス1世だった・・・。

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前頁『エリザベス』のラストが正確に何年頃かは確認しておりませんが

本作はその続きでエリザベス1世が治めた英国の黄金時代突入のお話で

女王は52歳です。25歳で即位して爺さん重臣に手を焼きながら27年、堂々たる女王に。

 

そして世界史で習ったスペインのアルマダ(無敵艦隊)との海戦がクライマックスです。

また、因縁の従姉妹メアリー・スチュアート女王の陰謀と彼女の処刑など

盛りだくさんの歴史ドラマが繰り広げられて見どころいっぱい。歴史好きにはたまりません(笑)。

メアリー・スチュアートとの因縁ドラマは2018年の映画『ふたりの女王』が分かり易いです。

本作でメアリー・スチュアートを演じたのはサマンサ・モートン。久しぶりに彼女を見ました♪

処刑シーンは とりあえず史実で言われている真っ赤な衣装で美しくも悲しい。

 

それはさておき、今回の男前枠はローリー卿のクライヴ・オーウェンだと思いますが、

何しろ探検家にして詩人(だからボヘミアン?)なので無頼っぽいキャラで華が無い(こら!)。

それでも女王の侍女との秘密結婚(史実)も描かれ、スペクタクルにメロドラマも?

と思ったら、2人の中を50歳過ぎた女王が嫉妬に狂う(ローリーに惚れてる設定)?

そこまで昼ドラにしなくたってええやろう・・・と思ったのが本音です。

前作で不仲になった元カレのダドリーと、史実では死ぬまで仲良しだったのだから。

堂々たる女王ってだけでは物足りなく感じる作家が多いのでしょうね。

何かしら「女としての脆さ」を演じさせたがる・・・とか文句を言ってると

まるでフェミニストみたいだ(;^_^A

あ、男前枠としては、エディ・レッドメインも忘れちゃいけない♪

 

ともかく本作中では「女の悲哀」を抱えながらヴァージン・クイーンとして

国と国民に一生を捧げイングランドの黄金時代を築き上げる物語でした。

50歳過ぎた役だけど演じてるブランシェットは40歳にも成らない頃、

何より女優なので綺麗だし時代劇コスプレも華やかで素敵でした。

本作の女王は甲冑で馬を駆ったり勇ましいシーンもあってバエます。