みなさま、こんにちは。

子供たちと日本と世界について英語と日本語両方で表現できるように真のバイリンガルを目指して勉強会を主催してますKayです。

昨年秋に中三の息子とドイツから帰国しました。

 

このブログは海外生活の長い息子が当時中1で英語の方が強くなりかけた頃、日本語維持のために日英両方バランス良く思考力が身につけられればと始めた小さなオンライン教室の様子を綴っています。

今ではクラスも増え、世界中の帰国生中心に楽しく日本語や英語で深く考え、英語の文章力を一緒に研鑽しています。

 

教材は新聞のコラム「天声人語」をメインに使用しており、英訳したり、コラムのテーマから英検や帰国編入対策にもなるエッセイを書いております。

 

 

朝日新聞は素晴らしい内容も多いのですが、思想がちょっと強めの新聞なので、経済情報は薄いんですよね。

「天声人語」も経済をテーマにしたものは少なく、今回取り上げるコラムは6月の株主総会の頃のもの。

 

 

「株式投資」に限らず、「お金の話」は意外と子供達大好きです。今、大人でも話題のFIREとかNISAとか朝日新聞も好きそうな「ESG投資」についても私が知っている限りで少し説明しました。

 

 

前々回の英検1級エッセイは「海外からの日本への投資」という難しい経済関連の問題で、小中学生ならず大人も苦戦したと思いますので、そのエッセイの解き方についても一緒に子供達と考えてみました。

 

 

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おはよー、こんにちは、こんばんはー!

 

 

 

 

今日はこちらのコラムを読んでいきましょう!

 

 

 

 

(子供達とまずこれを日本語で読んでいます。私のグループレッスンでは天声人語を読み、それを英訳したり、それに関連した英検形式のエッセイを書いています。今日はエッセイの週!

 

 

トリクルダウン以来経済ネタは久しぶりだよね!

 

 

 

株式の英単語もこれを機会に覚えましょうね!!

shareholderとかgeneral shareholder meetingとかね。

 

 

で、そもそも「株」って何?

 

 

 

これに関しては中高生、みんな答えられていましたが、一応確認のために、この動画の最初の方を見ましょう。

 

 

オランダの東インド会社が「株式会社」のコンセプトが生まれたきっかけだったのですね!!

 

 

 

 

 

私の株体験の話もするねー!

 

 

私も株を持ってるよ!

 

今から20年以上前、社会人3、4年目なって、ある程度、貯金も貯まったので100万円貯金しても1年間の利息が千円もつかないのが嫌で株にチャレンジ!!

 

 

財テク主婦だった母親のアドバイスで絶対安全と言われて初めて買ったのは東京電力の株、100万円相当でした。

 

 

2-3%ぐらい配当金があったの!

つまり、1年で2、3万円もらえました。

 

 

ところが、銀行に預けていれば10年経っても20年経っても100万円は基本100万円のままだけど、株は違う。

上がる時もあれば下がる時もある。

今100万円で買った東京電力の株、いくらかわかる?

 

 

 

 

ここで、東京電力!と気づいた子がいましたウインク

 

 

 

そう、先週やった福島の原発事故は東京電力でしたよね!!

 

 

 

事故当時は100万円相当の株が10万円を切りましたえーんショボーン

 

 

 

今は少し回復していますがまだ、10万円台、配当金も原発事故以来ナッシングですえーんショボーン

 

 

美味しい話には必ず落とし穴はあるよね。

 

 

 

 

でも一般的に株式投資はバランスよくやれば賢いお金の増やし方だと言われているよ。

 

 

 

 

最近、マクドナルドの株50万円分ぐらい買いました。

6000円相当のミールクーポンがついてくる、これは利率で計算すると1.2%

 

 

 

どのみちファーストフードに1年にこのぐらいはお金を使うしお得でしょ?

マクドナルドは安定した会社だと思うけど、どんな安定した会社でも何が起こるかわからないのが、この世の中よね!!

 

 

 

株式は税金が有利だったりするの。

 

所得税ってわかるかな?

 

お給料など収入にかかる税金。

1年間で4000万円以上だと約45%税金を納めなくてはいけません。

 

でも、株で得た利益は約20%でいいの。

例えば、もし、マクドナルドの株が50万円から60万円に値上がりして私が売ったら10万円利益だよね?そのうちの2万円を税金で納めればいいの。

大金持ちは5億円株を買って1億儲かっても2000万円しか税金を払わなくて良い、ということだよね。

 

だから、高額のお給料をくれるGoogleやAmazonなどは株で給与を払うところもあるみたいです。

 

その方が貰う人にとってお得な場合が多いんですって。

 

でもこれも、税金や法律が変わったりもしているようなので、自分で色々興味ある人は色々調べてみてねウインク

 

 

 

 

 

コラムにある「敵対的買収」hostile takeoverってなんだろう?

 

最近、有名なのはイーロンマスクが買ったツイッター社だね。

 

 

「株主総会」や今は聞かない「総会屋」についても少し説明しました。

 

 

 

 

 

 

さて、今日は株とか投資のコラムを読んだ後、どんなエッセイをやるかというと、皆が得意な!?経済系エッセイです。

 

 

最近の英検1級の問題は2回連続経済系です。

 

 

この前は

 

 

Do social welfare programs help reduce inequality in society?

 

でした。

 

 

これは前回のトリクルダウンの「お金持ちは貧乏人を助ける義務があるか?」というエッセイとある意味同じ問題で比較的簡単です。

 

 

でも、そのさらに一つ前は

 

 

Is investment from foreign companies necessary for the success of Japan’s economy?

 

 

でした。

 

 

 

小学生とか頭を抱えたんじゃないでしょうか??

 

以前のeconomic sanctionsに続く難問だと思います。

 

 

そもそも、

investment from foreign companies

外国企業が日本に投資って何を指すのか?

 

 

具体的な例が全く思い浮かばない。。。

 

 

何の背景知識もないのに、どうしたらいいのか。。。

 

 

 

3つも理由言わなくちゃいけないなんて難しいよね!!

 

 

でも、英検は社会のテストではないのです。

 

知識は最低限でよく、英語表現力を試すテスト。

 

 

 

私はいつも「具体例」を書いてわかりやすく、面白いエッセイにするように言っているけれど、何の具体例も思い浮かばない時、どう書けば良いか、まず今回は考える前に、答え合わせを先にしましょう。

 

 

 

公式ホームページの解答例

https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/kakomon/2023-1-1kyu.pdf

 

 

 

これを一つづつ解説していきました。

 

 

正直どう??

 

 

 

何の具体例もなく、まるでAIが書いたかのような味気ない文章。

 

 

 

Yesの3つの理由はそれぞれ、一言で言ってしまうと

 

1海外は国内より規模が大きいから

 

2海外投資からの投資は多様性を産むから

 

3海外からの投資は国際化が進むから

 

 

 

 

というありきたりの内容。。。それをいかに高度な英語で表現するか。。という感じです。

 

 

では、英検は具体例のない、こういう抽象的なエッセイを求めているのか?

 

 

求めているというより、これで十分、英語力が証明できれば内容はそこまで重要ではない、ということなんでしょうね。

 

 

それに、英検という文科省が管轄している国の団体なので、個別の企業の偏った例をサンプルアンサーにしにくいのかもしれません。

 

 

こんな文章をインターや現地校の社会のエッセイで出したら高得点は決して取れないとは思いますが。。。

 

 

 

英語のテストのエッセイは具体例や面白いネタが何も思い浮かばなくても、難しい単語を使いこなして表現すれば点数はもらえるのだ、ということがわかったと思います。

 

 

一応、海外から日本の投資で経済に大きな影響を与えている台湾の半導体の会社が熊本に工場を作るニュースを子供達と一緒に見ました。

 

 

 

 

国際経済に詳しい生徒さんはNoの意見で、私が思い付かない面白い知識を披露してくれました。

 

 

「EUギリシャが経済破綻したのに、同じように借金の多い日本が経済破綻しないのは、ギリシャは国外の投資家に借金しているのに対して日本は国内で借金しているからと言われている。

海外からの投資を受け、依存しすぎるのは危険」

 

チューびっくり爆  笑

 

英語はできても経済のことははてなマークな生徒さんからも拍手があがりました爆  笑

 

 

これをしっかり英語で表現できれば、私が英検の採点官なら内容は満点をつけますね!!

 

 

中国人はじめとする日本の不動産投資への加熱、外国人投資家の日本企業への過干渉などもNoの理由にできそうです。

 

 

この問題は2級に合格したばかりの生徒さんには難しいかな、と思いもう少し簡単な問題

 

Should financial education, including concepts like stock investing, be taught in public schools?

 

も選べるように用意しましたが、1つ目の1級の問題にチャレンジしてくれる子が多かったです。

 

 

逆に英語は1級レベルなのに2番目の問題を選んじゃう子もいました爆  笑

今、お金の教育は注目されていますよね。

 

 

 

 

 

ではでは皆さんのエッセイ、楽しみにしています。

 

 

150〜250 wordsぐらいでエッセイを書いてくることが宿題です。

 

実況中継おわり

 

 

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最後までお読みくださりありがとうございました!