●帰国子女も、留学経験者もバカばっかりという噂
これは、英語圏を中心とした海外情報を扱う会社に勤めていた友人から聞いた話しである。
その会社は要するに海外の文献を、クライアントの要請に応じて日本語訳にすることが仕事であったそうです。
翻訳会社まではいきませんが、特定の分野に限られた文献を専門としたほぼ翻訳家だったそうです。
ちなみに、彼の仕事は翻訳ではなく共通部門だったようです。
そんな会社ですから、社員は外国語に精通したスペシャリストです。
また、会社としては積極的に留学経験のある人や帰国子女などのバイリンガルを採用していました。
ただ、その彼が言っていたのが、その会社の社員は「バカばっかり」だということです。
もちろん、その会社のレベル自体が低かったのでしょうが、それでも一般的に外国語に堪能な人たちと言うのは頭がいいイメージがあります。
それに関わらず、彼らがバカとまで称されるほど使えない人間だったということをどのように捉えるかという話です。
特に日本語が支離滅裂な人が多く、そのような母国語の言語能力では、まともな外国語なんてとても話していないだろうし、少なくとも外国語でのビジネスなんて到底無理とも思えたようです。
つまり、英語をはじめとした外国語を使えるということと、仕事の能力が高いと言うことは全く別物だということです。
ビジネスというのは、行き着く先はコミュニケーション能力です。
ところが、世間の風潮なのか、英語教育業界の陰謀なのか分かりませんが、英語習得に対する執着心が強すぎるわけです。
執着心というか、作られたあこがれと言ってもいいでしょう。
海外に住んでいればそれなり英語ができるようになるのは当たり前です。
子供の頃から住んでいれば、発音はネイティブと変わらなくなるのも当たり前です。
そういった人が日本人の顔をして完璧な英語を話しているからといって羨望の対象になるのはどう考えてもおかしいのです。