●膨大なエネルギーを投資する価値のある英語学習
一昔前の人なら英語を学び始めるのは中学生でした。
小学校の6年生の終わりぐらいになると英語に対してワクワクした人も多かったかもしれません。
がんばって勉強すればペラペラ話せるようになるのではという幻想を抱くからです。
ところが、文部省が明治時代に作ったカリキュラムを基本とした英語教育が始まるとその夢が一気に砕かれます。
言語を学んでいると言うよりも、英単語の暗記と終わりのない英文法の学習を続けているだけとも言えたでしょう。
相当に勘の悪い人でもない限り、このような勉強を続けていても英語がペラペラ話せるようになるイメージは持てなかったに違いありません。
そこで、なぜか学校だけでも何百時間もの英語学習の時間があるのに、それに加えて高額な英語教材や、これまた高額な英会話教室に通うわけです。
一番高額な英語学習投資である海外留学までいってしまう人もいます。
そこまでやっても英語がぺらぺらになる人はほんの一部です。
もちろん、英語学習にはコツというか合理的な方法があるのでしょうが、一般的には膨大なエネルギーを必要とします。
もちろん、英語がぺらぺらになることに執念を燃やしている人は、膨大なエネルギーを投資してでもマスターしていただきたいです。
問題は、そうでない方々、特に英語を日常の仕事で全く使わない方々が、膨大なエネルギーを費やす価値のあることかということです。
外国語能力というのは、能力を習得するまでには当然膨大なエネルギーが必要ですが、その後のメンテナンスにも膨大なエネルギーを必要とします。
外国語能力は、使わないで放置していると退化していくからです。
冷静に考えてみれば、これほどコストパフォーマンスの悪い能力もありません。
そのように考えれば、必要な能力を最低限の労力で習得することを目標にすべきです。
少なくとも、その目標は英語がぺらぺらに話せるようになるではないはずです。