毒親、教育虐待、教育ホラー、そういったジャンルに対しての免疫が少しついたかなと思ったので、大物を読んでみました。
「母という呪縛 娘という牢獄」
お母さんの考え、世界観が歪んでいますが、それはお母さん自身の幼少期の過ごし方と関係がありそうです。娘さんは何度か逃げようとしていますが、全部失敗で終わり、そこからは諦めている。
タイなどでゾウをしつける時に、赤ちゃんの時代に柱に縛っておくと、そのうち縛らなくてもゾウは逃げる行為ができなくなるそうです。
現状を受け入れるとはこういうことなのかなと思います。洗脳ほどではないけれども、一度ハマったところから脱出するのは相当難しいもの。
私は毒親ではない、そして、こういう(虐待する)母親とはわけが違うと思いながら、ある意味上から目線で読んでいますが、子供に対する過度な期待と要求はどこまでが一線を越えるレベルなのか明確に定義ができない分、常に自分を冷静に見つめながら子育ての残りの十年ほどを過ごしたいと思います。過度な期待もよくないけど、逆に何も期待しない、無関心、放置も教育放棄だと思っています。
結論からするとこの本は全然怖くない。不気味でもない。辻褄が合うからなぜ?なぜ?の疑問も少ない。納得できる。
ホラー度でいうと、「すべてはあなたのためだから」の方が断然高いです!
次は、「高学歴親という病」を読む予定です。これで反面教師系の読書は一旦終了かな。もうお腹がいっぱい😅