あけましておめでとうございます
昨日から仕事始めという方もいらっしゃると思いますが、ラーニング・ラボは本日より2017年の活動をスタートいたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、お正月休みの間にさまざま出来事がありましたが、それらはいずれどこかで話題にして具体的にお知らせしていこうと思います。
年のはじめなので、これをご覧のあなたには今年1年を有意義なものにして頂けるように、まずは絶対に外せないお話をしたいと思います。
2017年。
東京オリンピックまであと3年。
2020年といえば、2020年を過ぎた頃から、日本の中心都市、東京でも人口減少が起こると言われています。
今後、あらゆるところで、この「人口減少」というトピックが現実的な問題として立ちはだかってくるでしょう。
随分と前から「少子高齢化」は教育や一部の分野・業界だけでなく国全体の問題となってきました。
しかし、これを現実の、目の前の問題として実感できているでしょうか。
もちろん、子どもの人数は減っている、お年寄りの人数が増えているというのは実感できる場面も増えてきました。が、それによって何かが大きく変化しているということを「自分のこと」として意識できるかといえば、どうでしょうか。
3年。
中学生は高校生に、高校生は大学生になっていくだけの年月です。
子どもたちは3年という時間があれば、大きく成長・変化していきます。
それだけの年月です。
でも、あっという間でもあります。
あと3年。
それくらいの時間で、皮膚感覚で世の中の大きな変化が実感できるようになるでしょう。
今から準備しておく必要があります。
こと、子どもの教育という観点でも、やはりこれまでのような定期テストや成績、入試のような指標をあてにするだけの勉強では、自分の未来を切り開くだけの力は備わらない可能性が高いです。。
【※関連記事】
http://ameblo.jp/learning-labo/entry-12228708438.html
さらにいえば、「テスト(成績・入試)をゴール」とするような勉強では、テストのスコアさえ十分に取れないという場合も多いのです。
新しい年を迎え、もう間もなく「今年度」が終わり、新たな年度・学年になるこの時期に、いま一度、ぜひ「勉強の意味」、「これからどのように生きていくのか」ということを、お子様と一緒にお考え頂ければと思います。
そんな未来の不確定なことではなく、やはり「目の前のテストが大事」とお考えの方でも、大事な視点ですから、ぜひ見逃さないでください。
だって、その視点(テストで点を取るのが目的)である人ほど、テストの点さえも取れないという事実があるのですから。
実は、今、こういった話題での勉強会を3月に開催するべく準備を進めています。
準備が整い次第アナウンスしますので、ご興味・ご関心のある方はぜひご参加ください。
「勉強の意味が分からない」
「勉強しているのに結果がでない」
「何をどう勉強していけば良いのかわからない」
という方にとっては、かなり有益な時間にして頂けると思います。
ご期待ください。
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さて、本日はもうひと話題。
「人口減少」の話題は、日本の経済の縮小に直結するものです。
すでに大手企業も徐々に「副業解禁」の流れの中にあります。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakanomadoka/20161021-00063474/
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/7597
国、企業、個人それぞの立場で、それぞの思惑がありますが、とはいえ、これは従来の「終身雇用」「年功序列」などの働き方がもう完全に通用しなくなることの証とみることもできます。
子どもの教育を考えるということは、これからの未来を考えることです。
お父様、お母様自身の生活を考え、次世代をどう育てるかということでもあります。
これまでのような「(偏差値的に)良い学校への入学および卒業」→「良い企業への就職」というライフスタイルはもう通用しない世の中がやってきます。
子どもの将来を考えると同時に、お父様・お母様の生活のことも考えなければならなくなります。
子どもを育てるにも、やはりお金がかかりますから。
これまでのように、一家の「大黒柱」が1人いて家族を養うという生活も徐々に崩れていく可能性があります。1つの会社からのお給料だけではなく、複数の収入源を持っていく人が増えていくということです。逆にいえば、複数の収入源を持っておかないと心もとないという時代がやってくるということでもあります。
その準備は出来ているでしょうか。
「副業なんて自分には関係ない」
「ウチの会社は業績いいから・・・」
「そもそも副業禁止だし・・・」
なんて言って、具体的な行動ではなくても、意識することさえしなければ、急に何かが起こったときに対処できなくなってしまいます。
いま、社会はかなり速いテンポで変化しています。
それはあなたも実感していると思います。
つい10年前に、これほどまでにスマホが生活に密接なものになると誰が予想していたでしょう。
スマホによって、それ以前と以後で生活は大きく変わりました。
10年で生活様式はあっという間に変わるのが「現在」です。
「何があるか分からない」
「何があっても良いようにしておく」
これが大事です。
(もちろん、これは勉強の場合でも大事ですが)
収入源というのは、日々の暮らしに直結します。
というより、生活そのものでもあります。
「これで大丈夫」と思っていたものが、一気に自分がどうすることもできないところで変化してしまったとき、何も準備をしていなければどうすることもできません。
ぜひお子様の将来を考えると同時に、お子様が1人立ちするしかるべきときまで、きちんと支え続けるための基盤、ご家庭の収入源や経済の部分もお考え頂ければと思います。
ちなみに、この点に関係した話題で、個人的に今年かなり注目しているのが「仮想通貨」です。ビットコインで有名なあれです。マウントゴックス社の経営破綻の方が広く知られているのでしょうか。
世界的には「暗号通貨」という名称が正式なようですが、日本ではメディアを中心に、仮想通貨という名称が流通してしまっています。
細かい技術面の話はわたしもよく分からない部分が多いのですが、いずれにしろ、現時点でもビットコインは流通していて、さらに、もの凄い勢いで値上がりしています。日本では、暗号通貨は実用のものというよりは投機目的で運用されることが多いようですが、それでも、まだまだ「知る人ぞ知る」というところなのでしょうか。
とにかく、仮想通貨(暗号通貨)は、日本でも法整備が進み、三菱東京UFJ銀行が独自の暗号通貨の発行を表明している段階にきています。その他メガバンクも暗号通貨絡みの事業を着々と展開しているようです。
http://www.asahi.com/articles/ASJ69566CJ69UHBI00V.html
http://jp.reuters.com/article/mizuho-ibm-idJPKCN0Z8058
日銀もフィンテックセンターをすでに立ち上げています。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC23H0F_T20C16A8EA2000/
こういう状況になっている以上、「我関せず」ではいられません。
もちろん短期的な投機目的というだけでなく、「お金」の概念が大きく変わる可能性を秘めているのです。注目しないわけにはいきません。
副業とともに、仮想通貨(暗号通貨)は今年大きなトピックになると思われます。
子どもの教育の場面では、お金の話はどちらかといえばタブー視されてきました。
でも、だからこそ健全なお金の使い方ができない人が多くなったというのも事実でしょう。
お金を使って生活を営んでいるのに、お金のことは覆い隠してしまうなんて、ふつうに考えればナンセンスなことです。
まずはオトナがちゃんと勉強して、きちんと子どもにも教えられるようにし、親子でお金(経済)を含めた人生設計ができるような学びをしていく必要があります。
2017年、この一年も生活の様々な場面で大きな変化が起こりそうな予兆がそこかしこで現われています。
ちょっと不安な、暗めのものもありますが、大きく変わろうとするときは、逆にいえば大きなチャンスでもあります。
しっかり準備をして、しっかり成果を出す!
これは「テストのための勉強」であったとしても同じく大事なこと。
一年のはじめ、今年の計画や目標を掲げる際には、そんなことを意識してみると良いのではないでしょうか。
副業系のお話や暗号通貨(仮想通貨)については、私自身現在、情報をあつめ、勉強している最中です。
しかるべき情報がそろってきたら、またお知らせしていこうと思います。
少なくとも「いっぱい勉強して良い学校に入ったら(良い就職先があるから)安泰」なんて時代ではなくなります。普段の勉強は当たり前、それ以上の何ができるのか、がこれからを生きる人には求められてきます。特に、今の小中学生が社会人になる頃には、それが当たり前の話になるでしょう。そのことだけは、いま一度認識をして頂ければと思います。
僕の周りにはやはりまだまだ「昔ながら」の思考で勉強のことを考えている人が多いです。
さらには将来設計という点でもやはり「良い学校→良い会社への就職」が幸せな人生の条件だと信じている人が大勢います。
だから、行動の基準が、偏差値や点数など「外」にある。
もちろん自分の「外」にある基準が不要だというつもりは毛頭ありません。
が、より大事なのは自分の「内」の基準です。
価値観とかマインドとかと呼んでも良いかもしれません。
そうした自分の内なる力を磨かずして、為せるものは何もないはずです。
この1年も、精一杯学び、自分を磨いていきましょう。
小中高生の学生の方は特に、保護者(大人)の方も一緒に学びましょう。
私自身も自分を「学び手」だと思っています。
ともに励みましょう。
では、今年も1年、よろしくお願いいたします。


