新年度・新学期がスタートしましました!
・・・といっても、小中学校は月曜日、高校も火曜日には入学式が行われ、
始業式もすでに済んでいますね

月曜日は先週末の天気予報では雨が予想されていましたが、
カラッと晴れて汗ばむくらいの陽気でした

新入生の皆さんにとっては、晴れやかな門出となりましたね。
改めまして、新入生の皆さん、
ご入学おめでとうございます。
新しい生活は順調にスタートできていますか?
入学式の日の温かい陽気がウソのように、
今日(4/8)は寒い一日でした。
急激な気温の変化で体調崩したりしていませんか?
やはり何よりも体が資本。
一見頭を使っているように思われる「勉強」だって、
身体がしっかりとしていないときちんとした成果がでませんよ。
いや、出せないこともないでしょうが、
「寝ずに勉強」「好きなことを我慢して勉強」
「内申で評価されないことより勉強」
・・・なーんてことして得た成績って本当に価値あるものなのでしょうか。
大変不健全だと僕は思います。
『健全な精神は健全な身体に宿る』
だって、そもそも「頭」だって「身体」の一部ですもんね。
ですから、勉強はもちろん大事ですが、
それと同じように部活とか、趣味とか、その他の習い事など、
一生懸命に取り組んで自分を磨いていって下さい。
中には本当に気持ちも身体も向かないってことがあるかもしれません。
あるいは、気持ちがあっても技術が付いてこないとか、
技術はあるけど気持ちがない、なんてものにも出会うかもしれません。
でも、そういう出会いをしておかないと、
そもそも自分がどう生きていくかなんて決められっこない。
「まだ中学生だから」
「まだ高校生だから」
もちろんそう。
生れて10数年で何かを「決める」なんてことできっこない。
それでも、じゃあいざって時に、
答えを求められた時に、
どうするのかっていったら、
それまでに自分が「体験」したことを頼りに決めるしかない。
だったら、今、目の前にあることにとにかく懸命に取り組んでみるしかない。
もしかしたら、目の前のことは本当に自分にとっては価値のないものなのかもしれない。
逆に、今、目の前にあることが自分が生涯に渡って「よすが」とするものかもしれない。
そんなことは「今」はわからない。
でも、だから「懸命」になったり、「信じ」たりするのでしょう。
それは、良い意味で「勘違い」をするってこと、
自分を「騙す」ってことなのかもしれない。
ただ、実はこの「勘違い」とか「自分をだます」ってとっても大事なこと。
それは学習の場面でも同じ。
あんまり好きではない「勉強」という行為を、
何とかこうとか続けていくには、「だます」ってことが鍵になる。
自分にとって価値ある知識なのか分からず、
「教科書に書いてある」ってことだけで、
有無を言わさず覚えさせられる知識。
そんなもの、本来は記憶に残りにくいもの。
だってきちんと記憶しておかないと生存に関わるとか、
そういうレベルの知識ではないから。
でも、それを記憶して、しかも、意味ある知識に、
価値づけをきちんとしていくとなると、
もう、そこにはまず「自分をだます」というステップが必要になる。
もちろん全員が全員ではありません。
そもそも人間には本来的に知的好奇心というものがありますから、
小学生や幼稚園生の頃から「学習」ということをポジティブに、
価値あるものと認識出来ている人もいます。
そういう人はまた別。
まぁとにかく、自分の持って生まれた何かを生かすも殺すも自分次第。
もちろんそこに「オトナ」多くの場合は「親」とか「教師」なる者が大きく関わりますが。
だから、どうか安易に「面倒くさい」とか「何か嫌だ」みたいな感覚で、
目の前のハードルから逃げないでみてください。
上手く飛び越えられなくてもいい。
もしかしたら、正面からでなく、横っちょからすり抜けるのが「正解」ってこともある。
でも、決して背を向けて逃げることだけはしないでください。
いや、むしろ逃げたって良いとさえ言おう。
でも、ちゃんとした考えとそれなりの覚悟を持って正々堂々と逃げよう。
「めんどう」とか「なんか嫌」ってことを逃げる理由にしたらいけないはずだ。
少なくとも君たちが普段の生活で、ごくごく普通に目の当たりにする物事では。
『自分にとって大切なことはたいてい面倒くさい』
「面倒くさいことを面倒くさがらず」というのは無理でも、
「面倒くさいと思いながらも、淡々とこなせる」ようにはなりましょう。
それが出来るようになったら、君は人として、一段も二段も大きく成長できるでしょう。
そんな体験を身近に出来るのが「勉強」です。
これから、コヤツらとの長きに渡る共同生活がはじまります。
ある人にとってはそれはとても幸せなひと時かも知れない。
でも、またある人にとっては苦痛以外の何ものでもないかもしれない。
そんな生活で自分をいろいろ試してみて下さい。
自分をいろいろ開放してみて下さい。
自分のことって案外自分が一番分かっていないし、
コントロール出来ているつもりが、されているってこと多々あります。
そんなことも頭の片隅に置いて普段の学習を進めていけば、
君は、単に「テストのため」に学習を進める以上に、
多くのことを吸収できるでしょう。
だって「テスト」や「成績」なんて、コツさえつかめばいくらでもできてしまう。
でも、テストはクリアできるけど、他では何の意味もない知識ってどうですか?
せっかく学習したことをそんな風にしてしまってはモッタイナイですよね!?
で、そうするかしないかは、やっぱり自分次第なんだってことはぜひ知っておいてください。
くり返しになりますが、もちろん周りの「オトナ」にも責任はありますが、
自分の意志を持って、発言もできるような年頃になっているんですから、
自分の頭で考えて、自分で何かを選んで行動しようとしないとダメですよ。
だって、自分の人生ですから。
周りの「オトナ」たちには、苦行を強いる憎き相手ではなく、
良き理解者、支援者になってもらわないと。
そのためには自分がどうあるか、どうするかってことが大事です。
それは、オトナもコドモも関係ありません。
君が今スタートを切ったこの新生活が、
希望にあふれ、何か良い物事をもたらすものへと続いていますように・・・
ぜひそうなるように日々を歩んで下さい!!
Life indeed can be fun , if you really want to.
Always it's up to you !