日本の中学校教員、勤務時間最長!? | 作文・読解力など国語力向上 学習塾ラーニング・ラボ横浜天王町教室のスタッフブログ!

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本日(2014年6月26日木曜日)の読売新聞朝刊1面に注目!

「日本の中学教員 勤務時間最長」

という見出しの記事が報じられています。

OECD(経済協力開発機構)の国際調査の結果で、
日本の中学教員の1週間の平均勤務時間が、
なんと「53.9時間」だったということです。

単純に週に5日間の勤務と考えれば、1日10時間ちょっと。

これを多いと感じるか感じないかは人それぞれでしょうし、
職種によっても違いますよね。

今回の調査の全体平均は38.3時間で、
実に平均を15時間以上超えた時間ということになっています。


学校の教員、特に中学校や高校の教員は、
週末の部活動などで、多くの時間がとられています。

まぁ小学校は小学校で、ほぼ一日中クラスの生徒を向き合うわけですから、
それはそれで大変でしょうが。

もちろん教員を志すような人間であれば、
授業準備や部活動など、
「生徒のため」の時間であれば、
ポジティブに向き合えるのでしょう。


しかし、多くの時間が、そうではないことに費やされているのだとしたら・・・
そういう人も多くいるとしたら・・・


36面に関連記事が掲載されていますが、
そこでは、日本の教員が「多忙感」から「自信を失っている」
という現状も報告されています。

部活動や事務作業に多くの時間が割かれ、
勉学について、教材研究などの時間が十分に取れないこともあるとか。

学校は、教科の学習だけの場所ではありませんが、
とはいえ、教員の主戦場は授業。
それぞれの教科の違いはあれど、
それぞれの教科の学習を通して、
それぞれの生徒の知性を磨くのが教員の大きな使命です。

それが十分にできないとなると、
教員自体も、やりきれなさを感じたり、
自信喪失ということにも当然なってしまうでしょう。

現在は、国際学力調査なども1面をかざるほど注目されていますが、
そうした状況も受け、特に中学校は他の学校の先生と比べても、
多くのことを求められているのかもしれません。


どうすれば先生自身が、自信をもって、充実した授業にのぞめるのか。


つまりは、生徒たちが充実して成長できる場をどうつくるのか。


これは、教育行政や学校サイドだけの問題ではなく、
各家庭や地域なども巻き込んで考えるべき問題ではないかと思います。

青少年がらみで問題があると、
何でもかんでも学校のせいにしてしまうような態度は、
結局、まわりまわって自分たちの子どもの不利益となるだけです。


みなさんはこのニュース、どう感じましたか?

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