勉強すると成績が下がる!? | 作文・読解力など国語力向上 学習塾ラーニング・ラボ横浜天王町教室のスタッフブログ!

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作文・小論文・読解力など国語力UPのための塾。横浜市保土ヶ谷区にある学習塾ラーニング・ラボのスタッフブログです。教室での出来事、教育ニュース・新聞記事・書籍についてのコメント、当塾オリジナルの「基礎講座」で作成した生徒の作品なども発表します。


とてもうれしい知らせが届きました。


現在、週に1度、他塾で出張授業をしています。

当塾オリジナル授業「基礎講座」のコンセプトのもと、「国語力UP講座」と題して、文章の読み書きや考え方などに特化した授業をやらせてもらっています。

現在は、中学校3年生、高校受験生のみを対象に、作文力、読解力の向上を目的とした受験対策講座となっています。

その生徒さんが、直近で受けた模試の結果で、国語の偏差値が軒並み上がっているとのことです。

他の教科は横ばいであっても、国語だけは上がっているとのことで、「講座」の効果が現われてきたようです。

20ポイント近く上がった生徒さんもいたようで、その結果を本人も知ってか知らずか、本番が近付いてきた緊張感からか、最近の授業では、「こういう場合はどうすればいいの?」「ここまでは分かるけど、この先はどう考えたらいいの?」といった具体的な質問も飛び交うようになってきました。


入試まであと2か月のこの時期。

たいへん良い状態です。



さて、とはいえ彼らもすぐに結果が出てきたわけではありません。

特に、国語は、その他の教科とはちょっと違う特性があるので。


というのも、国語は、知識暗記が割とテストなどに直結する社会や理科などと違って漢字や語句を覚えても、文章の読み・書きに関しては、すぐにどうこうなるものではありません。

数学は中学生くらいですとある程度決まった法則を学びますので、比較的解へ至るまでのプロセスが明解です。

それに比べれば国語の場合は、解にたどり着くためのプロセスは、対している文章によって、書く目的や内容、対象となる人など、比較的多様な条件をいくつかクリアしないとピタッとはまらないわけです。

というわけで、国語はテストではなかなか結果が見えにくいのです。

それどころか、(これはあくまで持論ですが)国語はしっかり勉強すると、実は一度成績が落ちる傾向にあります。

日本語は、日常的に使用している言語ですから、何となく感覚的に分かっているもの(それでいてそれほど間違ってはいない場合も多いもの)が多いわけです。

感覚的に接していてもそれほど問題とならなければ、あまりきちんと勉強しようという意識にもならないでしょう。

普段の定期テストなどは、教科書を中心とした授業のふりかえりテストである場合が多いので、ある種の暗記テストのようになっていることも多々見られます。


しかし、入試などのように、初見で見る文章について、何らかの問があるようなテストにぶち当たると、きちんと読み方や書き方などの学習をしていないと太刀打ちできないことになります。


そこで多くの人は初めて国語をちゃんと勉強し始めるわけですが、先ほど言ったように、すぐには結果が見えにくい。

そうなると、多くの人は途中で勉強をやめてしまう。

「ぜんぜん結果でない。どうせ日本語だし、どうにかなるっしょ」と。

あるいは、

「結局どうやって勉強していいか分からないし、数学みたいにはっきり答えできないからもう嫌だ」
という感じで。


しかし、しかしですよ。

きちんと学習し直すということは、普段何となく感覚的に了解していたものを一回崩す(とまでは言わないまでも)、理論を持ち込んで見直す作業をしますので、感覚的にできていたものが理詰めで分かるようになるまでの間、間違えてしまうということが起こるのです。

つまり、今まで直感的に答えを出して、何となく正解だったのが、答えを出す際に、一瞬迷いが生じるわけです。
「あれ?これってあの時勉強したあれかな。あれ?どうやって考えたらよかったって先生言ってたっけー」
というように、理論が定着していなければ、その知識は迷いない判断を下すためのノイズになってしまうこともあるのです。

というわけで、そうした理論がきちんと落とし込まれるまで、一旦成績が落ちる傾向にあるのです。


しかし、相手はことば。

成績落ちようが何しようが、諦めずコツコツと付き合い続ければ、ある瞬間一気に見通しがきく地点に行くことができるはずです。

その地点まで行けてしまえばもうあとはこっちのもの。

文章読解のテストでは、そうそう大きなミスをすることがなくなってくるでしょう。
(学校の暗記テスト以外では)



「勉強すると成績が下がる」というのは、一見おかしなことではありますが、
事実、そうしたことは起こるわけです。

こうした一見矛盾しているけど、真実を言い当てていることを、「逆説」(パラドクス)といいますね。

中学生だとまだあまり見かけないかもしれませんが、国語でも重要なテーマの一つです。


国語の学習とは、まさにそれです。


だから、自分がそういう状態になったとき、変に投げ出さず、じっくりと向き合い続けて下さい。

道は必ず拓かれます!

しかも、成果の出方は比例直線的な増加ではなく、一気にうなぎ上り状態で上がります。

それまでを耐える。

厳しい戦いであることは間違いありませんが、ぜひとも挑戦し続けてください。



そして、さらに言えば、それはテストで良い点を取ることをゴールにしないで下さい。


テストはあくまでも手段。

目的はもっと別にあるはず。


目的が無いならつくろう。

なぜ無いのか考えよう。

なぜ学ぶのか考えよう。



それこそが本当に学ぶということだと思うから。





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