読売新聞朝刊一面を
学力テスト 基礎力改善
下位県が向上 上位は固定化
という見出しが飾りました。
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http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20130828-OYT8T00345.htm
4月に実施された全国学力・学習状況調査の結果発表です。
見出しにある通り、上位は相変わらずの顔ぶれ。
秋田、福井はさずがに強いですね~
本日は、それぞれの地域が教育委員会を中心に、それぞれの課題などについて意見表明されていますが。
我らがご当地神奈川県はどうだったかといえば・・・
全国平均とほぼ同じ正答率。
このあたりも相変わらずといったところでしょうか。
2007年に開始されたこの全国学力・学習状況調査で、当初から課題となっている漢字がいまだに改善さえず、県内の小中学生はどうやら漢字が苦手なようです。
ただ、小学生も中学生も、国語算数の両科目の「B問題」いわゆる応用的な、活用を問う問題が
全国平均を上回っており、中学生の国語Bでは47都道府県中11位の成績だったとか。
A問題のような基礎的な知識を主に問う(とされている)テストの方に課題があるとは・・・。
何ともおもしろい状態です。
そういえば、我々の「基礎講座」もことばの活用力にうったえる授業ですので、その影響がやっと出てきたのでしょうかね。(んなわけないか)
とはいえ、昨年から地道に行ってきたことが、若干でもこの数値の中に影響を与えているのだとしたらいいな、なんて思ってしまいました。
おそらく県教委、その他の地域の教育委員会、学校関係者の方は、この調査結果を受け、様々な動きを迫られていると想像します。
良くも悪くも。
もちろん学力「調査」ですから、どんなところに課題があるのかを今回調べたわけで、今後日々の学習の中でそれら課題をどう克服していくのかということが問題となるわけです。
ただ十分に注意してほしいことがあります。
やはり「テスト」と聞くと、わたしたちはどうしてもテスト「対策」をイメージしてしまいがちです。
日本人の勤勉さ、律義さがそうさせるのかはわかりませんが、とはいえ、こうした学力「テスト」があり、結果が順位などで出てきてしまうと、どうしてもその順位などの数値ばかりに目が言ってしまう。
もちろん数字は大事。
しかし、一人一人の児童生徒が、どんな課題を持ち、どう克服するのか、を考えられなければ、このテストの正答率、順位が上がったとしても、それは単にこのテストに「チャンネルが合わせられるようになった」だけのことで、ある意味で「一夜漬け」の「テスト対策」と同じようなものなのです。
あくまでこれは「調査」です。
この結果で何かが決まるというような「テスト」ではないはずです。
「調査」はそれをすることが目的ではなく、何らかの状態を認識し、改善行動をするための行うものです。
それぞれの児童生徒が自身の課題に気づき、指導者が児童生徒の課題に気づき、その課題をどう克服するのか、それはその先をどう学び続けるのか、どう生きるのかということに直結する問題です。
それができるような学びが今後、それぞれの学校などの教育現場で進められていくことを願います。
学力調査の問題を解き直し、その趣旨に合致するような授業を作るのも一つ。
調査問題自体を用いて学習することも一つ。
しかし、それが単なる「学力テスト対策の授業」に陥ってしまわないように…
だって、教育の目的は、「学力テストができるようになること」ではないから。
もちろん、それぞれの目的の一つ、ゴールに到達する途上で「学力テストができる」ということは一つの指標になるとは思います。
しかし、テストでだけ優秀な人間ばかりを育てたいわけではないでしょう。
結果を受けて、改善行動を取る際に、そんな当たり前といえば当たり前のことを、ちょっと合わせて考えてみると、その後の行動がより意味のあるものになっていくのではないでしょうか。
そして、何よりも、順位づけをするのであれば、必ず誰かがトップになり、誰かがビリになるんです。
きちんと目的、目標に沿った歩みをしているのであれば、順位だけに一喜一憂する必要はないのではないでしょうか。
さて、みなさんは、学力調査、その結果についてどう思われますか?


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