本日(2012年5月11日(金))読売新聞朝刊38面(社会)
「英語で何を話すのか」
という見出しで始まる記事。
英語の読み書きに自身のあった人が、英語での議論に参加出来なかったという事例が紹介されていました。
単に英語の読み書き、スピーキング・リスニングが出来ても、肝心の話す中身がないのであれば、それこど「英語で何を話すの?」ということになってしまう。
近年改訂された新しい学習指導要領では、小学校での「英語」が導入されています。
幼少期の耳の良い内に外国語に触れるというのは、一つ理にかなったことなのでしょうが、それと同時に、母語の学習も効果的に進める必要があるのではないでしょうか。
習得した知識を活用する、何か物事を思考し、表現するために、母語の果たす役割は大きいでしょう。
もちろん完全にバイリンガルを目指すという選択肢もあるのでしょうが、どちらにしろ、表面的に学習しても、場合によっては活きて働く力とまではならないかもしれないということは、十分に気をつけておく必要がありそうです。
いずれにしろ、グループワークやコミュニケーションによる他者との交流を通して、自分とは異なる文化を持った人、それは外国人だけでなく地域や家庭環境の違う人たちと相互理解ができることが、これからの社会では何より必要な力となるでしょう。
「みんな一斉に」、「みんな同じ」、「みんなと同じにしていれば良い」という時代はもう終わってしまのですね。
みなさんは、このテーマについてどのようにお考えですか?
ご自身の学び、お子様の学びについてどうお考えですか?