記事より引用します。
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■私がこの記事で言いたかったのは、学習そのものは進歩ではないということです。
■私たちは、情報の陰に隠れて、学習を言い訳に使います。
■より重要でより困難な、実際に行動を起こすということを先延ばしする言い訳にです。
■受動的な学習の時間を減らして、能動的な練習の時間を増やしてください。
■考えるのをやめて、行動を始めてください
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組織行動学者デービットコルブの提唱する概念で「経験学習理論」というものがあります。
人は実際の経験を通し、それを省察することでより深く学べるという考え方です。コルブは、経験からの学びを、体系化・汎用化された知識を受動的に習い覚える知識付与型の学習やトレーニングと区別し、「経験→省察→概念化→実践」という4段階の学習サイクルから成るという理論です。(こちらから一部改変し、引用)
要は、
・知識を得るためのもの
・行動を身につけていくためのもの
学習には、2種類あり、後者に関しては、経験から学び、体系化・汎用化されたものは、その促進剤にすぎない(とはいえ非常に重要)ものであるという考え方です。
まさにこの記事の根源的な考え方と一致していますね。
企業内で人材育成体系を組むときには、この考え方を知っていないと、非常にブレた設計をしてしまう可能性が高まります。
人材開発のご担当者様は基礎概念として、この考え方を知っておくこととベターかと思います。
いかがでしょうか?
PS
専門書ですので、自己啓発として読むのには適していない気がしますが、人事のご担当者様は、こちらの本を一読することをお勧めします。
経験からの学習-プロフェッショナルへの成長プロセス-/松尾 睦

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