【戦略人事・木下達夫ができるまで(第1回)P&G人事で学んだこと】 より | (株)ラーニングエンタテイメント代表取締役阿部淳一郎公式ブログ
▼戦略人事・木下達夫ができるまで:P&G人事で学んだこと▼
~マーケティング思考で会社と社員をWin-Winに~
≫インテリジェンスHITO総合研究所

http://hito-ri.inte.co.jp/research/data/interview20141210

この記事の木下様のお話。私は新卒採用コンサルティングに携わる人間として非常に共感します。

人事業務でも、特に採用領域においては、マーケティング思考は非常に重要だと思います。特に学生の認知の低いという課題をお持ちの企業様ほど、木下様の肩書通り「戦略」から戦術に落とし込むことが大切だと私は思います。

しかし、採用コンサルタントの立ち位置でクライアント企業のお手伝いとして合同企業説明会(新卒)に出たりすると、自社の認知が低いのに

・風通しがいい
・部活があるからみんな仲良し
・女性が活躍しやすい

などという抽象的で主観でしかないようなPRをしている(認知の低い)企業様が非常に多いように感じます。(閑古鳥が鳴いている場合が多いです)
*上記が悪いということではありません。

特に中堅規模以下の大半の企業における新卒採用のご担当者様は、予算もあまりない、労務や総務とも兼務・・・といった状況におられます。本当にご多忙そうです。

しかし、だからといってそれを言い訳に単純事務作業的に採用活動を行っても、なかなか納得いく結果は出せないのではないでしょうか。(学生側にとってもミスマッチも起きがち)

特に応募をもらう(母集団形成)プロセスに於いては、その企業の対象層に対する適格なアプローチが大切です。

例えば、明るく元気な営業パーソン中心の会社が採用をする場合と、研究機関に近いような企業において、専門性をもったエンジニア採用をする場合とでは戦略を変える必要があります。

昨今、採用活動が非常に苦しいのが現実です。人材紹介企業の友人たちにきいてもキャンディデイト(候補者)が全く足りない・・・・と口を揃えて言います。

こんな時代だからこそ、「戦略」が大切だと思うのです。



某ベンチャー企業(ノリが良い風土で経営陣も若い)で、最終面接を役員全員と一緒にお寿司屋さんで食事をする(お酒あり)形で実施している企業がありました。

*写真は阿部がよく行かせて頂くお寿司屋さんの赤貝。ココはめちゃくちゃ美味しいです。(笑)

経営者の方は、「素の候補者の振る舞いもわかりやすいし、(お酒入れると)本音が見えてくる。そして、会社のカラーを候補者の方に知ってもらう意味でも良い。」とおっしゃっていました。

この会社のカラーや求める人材像から落とし込むと、この手法は、すごく戦略的で理に叶ってると思います。(全ての企業に適しているやり方だとは思いませんけど・・・)

採用は一緒に働く仲間探しをする活動です。だからこそ、戦略は(節度さえあれば)枠にはまる必要なんてないんですよね。

僕は、そう思います。いかがでしょうか?

弊社新卒採用支援サービス「ファイナルピース」


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