10/9 minicar-size@Drum Be-1 | tAkknのblog


※画像は、アンケートに回答するともらえるミニミニカーシール。みんなもゲットしよう!



バンドの雰囲気が凄くいいワケです。

もちろんサウンドも、ですけど。

練習スタジオでの会話とか、そういうのも含めて。

もちろん、プロとして音楽で身を立てたい、と思いながらやってる以上は仕事という意識ですから、真面目にやらなきゃいけませんが。時々脱線したりもまた楽し。

なんか、今まではライブの為に曲を覚えなきゃいけないから、仕方なくやる練習、サポ-トの皆さんに曲を覚えて頂く為にやる練習、という感じだったんですよ、正直。ライブは消化試合、じゃないけど「こんなにいい作品が仕上がりました!是非実に来て下さい!」というより「何日までになんとか人前で演奏できるレベルに持っていかなきゃ!」でした。

でも、ここ最近の練習なんかはホントにただメンバーと顔あわせるのが楽しくて(笑)曲も馴染んできたら、おのずと「より楽曲を成長させる」「より楽曲の理解を深める」練習という気がしてます。何よりワクワクしてるし、楽しめているし、今のメンバーの、今の楽曲を皆さんにお見せできるのを楽しみにしています。

まぁ、色々言ってもね、結局は「クるか、コないか」なんですよ。椎名林檎ちゃんが言ってて「なるほど」って思って。以来よく使う言葉なんですけどね。自分で演ってて、何回も何回も聴いて知ってる曲なのにグッとキてしまう(笑)だからきっとみんなにも伝わるハズだ、と思って演奏してます。

小車君を「ベテランの超一流プレイヤーばかりのメンバー」といわしめるメンバー。僕に関してはそれはちょっと褒め過ぎだろうと謙遜してみる。でも、ひいき目に見ても豪華なメンバーですよ。ある意味Be-1オールスターズみたいな。そういう仲間と一緒に演れることが素晴らしい。

minicar-sizeがバンド初体験の小車君がそんな中でヴォーカリストとして成長していく姿、これも頼もしいですね。やり出した時、いや、今現在も「お笑い芸人にロックができんのかよ」なんて陰口叩く不届きモノが居ますが、違う畑から来た人はロック一辺倒の人とは違う深みを持ったロックの表現が出来るんじゃないかと思うわけです。映画やドラマに出演する歌手、長渕とか福山とか泉谷とか。ビートたけしの歌だって個性も味もあるし。そういう陰口も「あぁ、やっかみだな」と気にならなくなってきました。そこいらの薄っぺらい若造は小車君のようには到底出来ないでしょう。

というワケで、10/9本番当日は充実した気持ちで出番を待っていました。妙なテンションでもありました。いよいよ出番直前という時、バックステージでなんとなく円陣を組んだ僕ら(普段は気恥ずかしくて絶対にやらない)皆で手を重ね…でも、誰も音頭をとろうとしない(笑)ステージ上のセッティングを終え照明卓に戻るBe-1照明スタッフ中山君にお願いすることに。ノリのいい中山君が快く引き受けてくれました。

「ミニカー、ミニカー、ミニカー、…」

「…」

「あの…僕が『ミニカー』って言ったら『サイズ』って言って下さい(笑)」

なんかそれで緊張がいい具合にほぐれました。

いつもより確実に多めのお客さんからの声援を受け、1曲目から全力でぶっ飛ばしました。多少、演奏は荒かったのかもしれない。でも、間違えないように丁寧に演奏することよりも、ノリと勢いだ、と。

小さくまとまんなよ、俺。曲は頭に入っているハズ。充分に練習した。後はあんまり考えなくても勝手に指が動く。それ以上に何かが伝わるように、届くように。

いいライブでした。

とにかく。

観に来てくれた人、そして一緒に演奏した仲間としか、この感覚は共有できません。文章では伝えきれない。



あの、ライヴはいつも観に来てほしいんです。毎回毎回。常に観に来てほしいんですが、今は特に観に来てほしい。いいから。すんごくいいから。

最初は注目度高い。「へぇ、バンドやってんだ。どんなバンドやってんの?」とか「新しいバンドはじめたんだ。どんな感じなの?」みたいな感じで皆が見に来てくれる。

でも、よっぽどのライヴ好き、音楽好き、バンド好き以外は「一度観から、しばらくはいいや」になってしまう。…という話を以前書きましたが、まさにそういう感じで、「ちょっと前にminicar-size観て『あ、こんな感じね。ふ~ん。どんな感じかわかったから、しばらくいいや。』なんて思ってしばらく観に行ってない」というアナタ!そこのアナタにこそ今のminicar-sizeを観に来て頂きたい!きっと前回観た時とは違った印象があるハズ!