施設に入りたい飼い主さんが飼っている犬を、どうしたらよいか…
そんな相談を受け、保護したヨークシャテリアの桃太郎。
5月6日。虹の橋を渡ってしまいました。
15歳と言う年齢から、LeaLeaでの看取りになると
覚悟をして引受たけど、こんなにも早いお別れになるなんて思ってもみませんでした。
痩せていたので、ご飯を食べさせる為に事に試行錯誤して、ウェットフードからカリカリフードを食べれるようになって。
お散歩も大好きだったから、毎日桃太のペースに合わせて歩いたり、時には抱っこしたり。
少し痴呆があるかな?と思えるところもあったけど
桃太のペースでまだまだ一緒にいられると思っていました。
4月20日。ご飯が食べれなくなって受診したら
腎臓の数値がとても悪く、そこから膵臓、胃腸に炎症を起こしていると言う事でした。
腎臓が悪いのでステロイドの治療はできず、
腎臓に負荷の少ない治療や施設での点滴で、暫くしてご飯が食べれるようになり、これでまた以前のように
お散歩が好きな桃太に戻れると思いました。
それなのに、暫くして又ご飯が食べれなくなると同時にどんどん衰弱していきました。
最後の日の朝、お水とリキッドの栄養食を
少しゴクンとしてくれて…
ただ、その飲み込みがいつもと違う弱いものになっていたので、もう桃太に残された時間は少ないだろうと感じました。
そして数時間の仕事から戻ったら、もう桃太は息をしていませんでした。
苦しんだ様子がない、朝、目を閉じていた桃太のままの姿でした。
私は実の母を自宅で(実家で姉が介護してくれました)
看取ったのですが、母の数ヶ月間は生あるもの、こんな風に枯れるように亡くなるのが一番自然な、身体に負担のない逝き方なのでは無いだろうかと思えるものでした。
もちろん治療できるものは治療します。
でももし、これ以上できる事がないとなったら
最後の最後まで検査をしたり、エコーをとったり、
そんな医療をかけるより、自分のそばで介護をしながら、送ってあげたいと思うようになりました。
桃太も痩せ細った体に、これ以上の治療よりは
LeaLeaで最後を迎えさせたいと願いましたが
最後の時を一緒にいられなかった事がとても辛いです。
お散歩が大好きでした。
一度、ご飯が食べられるようになった時の桃太郎。
桃太を送ったあとも、これで良かったのかと考えてしまう時があります。
写真を見ると、こんなにも元気だったのに。。。と
桃太と一緒に過ごせたのはたったのひと月と10日。
甘えん坊だったのに、もっといっぱい抱っこしてあげれば良かった。。。
LeaLeaには13歳以上のシニアの子が13匹います。
てんかんや癌、身体に障害を持った子もいて
いつも、その子達に何をしてあげられるか考えます。
桃太にも、もっとしてあげられる事があったのに。
そんな後悔が残ります。