怒りと悲しみ。。。ダックスmixの男の子 | Lea Lea hale (レア レア)~笑顔がもどる日~

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人と犬と猫が幸せな道を進んでいけるように、
私にできることを一生懸命やっていきたいと思っています。

ある朝、知人から


外飼いのワンコが横になったまま、手足をバタつかせ

丸2日もヒャンヒャン鳴いているけど、飼い主さんは何もしない。それって虐待になるのかな?


そうメールが来ました。


お世話を怠ることはネグレクト、虐待です。

それからやり取りをしたのですが


もう老犬のワンコ、ダックスのmixだと言う。

そんな小型犬を外飼い?

しかも老犬で立てなくなっている子を家の中に入れる訳でもなく放置。


昼間のカンカン照りの中、きっと水も飲んでいないと思う。。。

そんな言葉にいてもたってもいられず、

世話が面倒なら預かってくれる所を知っているけどどうか?と聞いて欲しいとお願いしました。


すぐに飼い主さんと話をしてくれて

すぐ来れるかな?と言われ、すっ飛んで行きました。


あらかた話をしてくれてあったので様子を見させてもらいましたが、驚きでした。


もう余命幾許もないのではないかと思えました。


とりあえず、飼い主さんに、もうそんなに長くはないと思うけど家の中に入れてもらえないか?

と聞くと、主人が犬嫌いだから無理だと言われました。


それ以上細かい事は聞かず、その子を連れて帰りました。


下の写真は汚物もありますので、気になる方は見ないでくださいね。



















ずっと鳴いていたと言っていましたが、

もう声を出す力も残っていないのでしょうか。

グッタリしています。


外の冷たい地面の上に横たわり

全身毛玉だらけ、ウンチが絡まっている。

下になっていた顔は濡れていて。

どう飼ったら、こんな状態にできるのか。

どう言う気持ちでいたら、この子を外に放置できるのか。  

憤りしかありませんでした。


帰ってまずはウンチをとる事にしました。

フェルト状の毛が皮膚ギリギリまであって、バリカンも通らず、ハサミで少しずつ切っていきました。


16歳だと言うこの子。

直接聞いた訳ではないけど、

娘さんにせがまれてブリーダーより購入した。

そのブリーダーに、3ヶ月間はサークルから出してはいけない、触ってはいけないと言われ、それを守ったら

噛み付く犬になってしまった。


そんな話しを聞いて、頭がクラクラしました。


この子は16年前、無邪気な仔犬だったはず。

その、人に触ってほしい、遊んで欲しい仔犬の可愛い盛りをずっとサークルの中で過ごしていた。

それが終わったら、今度は外に出された。

そんな飼い方で、この子に人が大好きなフレンドリーな犬になれなんて、言えるわけがない。


推測だけど、元の飼い主さんは犬の事を知らない。

ご飯をあげて、お散歩に連れて行けば可愛がっていると思っているのではないかと思いました。


きっと、こんな状態がネグレクト(虐待)なんだと思う事もない。



いつも思います。

ワンコは飼い主さんを自分で選べない。

でも、どんな環境下でも純粋な心で飼い主さんを慕う。


そんなワンコを大切にするか、しないかは飼い主さん次第です。


大切にしてもらっているワンコが多いなか、こんな風に粗末に扱われているワンコもいるのが事実。


幸せな子が100匹いても、粗末に扱われている子が1匹でもいたら嫌です。


ワンコを迎えたいと思っている時は、自分が粗末にする事なんて想像もできないと思います。


でも、自分が想像していたワンコと違っていたら。

それ以上に、噛んだり大変だったり。

そんな子になったら可愛くなくなるのでしょうか。


終生、飼い主さんが面倒みるのは当たり前です。

それも愛情をかけて最後の時まで寄り添うのが、飼い主さんの役目です。

自分の都合で可愛がり、興味がなくなったら粗末にするなんてもってのほかです。



この世の中には一般家庭で

こんな風に扱われているワンコがたくさんいると思うと心が張り裂けそうです。


実際、わかっていても助けられない子もたくさんいました。


今回、私に託されたこの子。

残された時間は少ないのかも知れません。

最後の時まで一緒に過ごしたいと思います。



クローバー本日もありがとうございましたクローバー