こんにちは、AHISの軍場大輝です。
今回は免疫バランスについて、嗅覚反応分析も含めながら考えていきたいと思います。
 

まず人の体には微生物などの病原体からの攻撃パンチ!に対して防御する免疫システムがあります。

免疫システムは大きく自然免疫獲得免疫とに分けることができます。

自然免疫」と「獲得免疫」はお互いに協力しあって病原体から体を守っています。

「免疫力」を上げると言っても、それぞれの免疫システムの働きが違うので、どちらへのアプローチかで、免疫バランスを崩してしまうかもしれません。
 

自然免疫の中心は好中球やマクロファージという免疫細胞です。病原体に対して迅速に対応して体を守ります。
例えば好中球は、病原体を攻撃するために活性酸素を産生し放出します。

自然免疫が正常に働かないと病原体を攻撃できずに感染症のリスクは高くなると思います。
しかし、好中球が多くなりすぎたり活性化しすぎると活性酸素の弊害が起こりやすくなると考えれます。
活性酸素が関与する主な疾患の弊害といえば動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、がん、糖尿病、胃潰瘍、肺炎、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、白内障、アルツハイマー型痴呆症などがあります。
 

獲得免疫の中心はT細胞やB細胞といったリンパ球です。自然免疫より病原体を効率よく排除します。また、一度侵入した病原体の情報を記憶し、再び侵入された時に一早く対処します。
獲得免疫が正常に働かないと感染症が悪化しやすかったり、治りにくくなると考えられます。
また、B細胞は抗体を使って病原体を排除しますが、B細胞や抗体が暴走をすることで花粉症やアレルギー、自己免疫疾患などが起こり得ます。

「免疫力を上げたら病気を予防できる」とか、「免疫力を上げたらがんを予防できる」などと一般的に言われていますが、僕は免疫力UPよりの免疫バランスが大事だと思います。

 

自分のバランスを知らないと、好中球が優位なタイプなのに、免疫力UPだと思って好中球を優位にするような健康法を実践することで、逆に免疫バランスを崩すかもしれません。

または、リンパ球が優位なタイプなのに、免疫力UPとリンパ球を優位にするような食事をして、アレルギー体質になる事もあり得ます。
 

他人に合っている健康法、結果を出している健康法が自分に合った健康法とは限りません!
まずは、自分の状態を知り、自分に合った運動、食事や健康法を知る事が大事です。

 

嗅覚反応分析では、自分の状態を知る方法として嗅覚を利用します。

例えばリラックス系の香りを好むかリフレッシュ系の香りを好むかでも分析できます。

自然免疫は活動の神経である交感神経の影響を強く受けています。
リフレッシュ系の香りは交感神経を優位させる香りが多いです。
そんなリフレッシュ系の香りを好む場合は自然免疫が低下しているかもしれません。
リフレッシュ系の香りを使うだけでなく、交感神経を高める筋トレやきのこ、リフレッシュ系の香りの成分と特徴の類似する栄養素を多く含む根菜類系の摂取が自然免疫を高めるのに有効だと考えられます。
逆にリフレッシュ系の香りを嫌うのであれば、自然免疫系の暴走が心配です。
健康維持の為の筋トレが、実は体に負担をかけているなんて事も十分あり得ます。
 

獲得免疫は休息の神経である副交感神経の影響を強く受けています。
リラックス系の香りは副交感神経を優位にさせる香りが多いです。
そんなリラックス系の香りを好む場合は獲得免疫が低下しているかもしれません。
リラックス系の香りを使うだけでなく、副交感神経を高めるためにストレッチや、リラックス系の香りの成分と特徴の類似する栄養素を多く含む生野菜、果物を積極的に摂取する事が獲得免疫を高めるために有効だと考えられます。
逆にリラックス系の香りを嫌うのであれば、獲得免疫系の暴走が心配です。
副交感神経を優位にしがちな、食事自体を減らす事で簡単に免疫をコントロールできる事もあります。
 

嗅覚を利用して自分の状態を予測すれば、その状態に合った選択をしやすくなります。
自分の状態に合っていない間違った選択が減るだけでも、健康管理は格段にしやすくなると思います。
嗅覚反応分析では、8本の香りに対する嗅覚反応をグラフ化する事により自分の状態を簡単に確認する事ができます。

ご興味のある方は、健康包括支援協会/AHISのHPをご確認ください。
嗅覚反応分析士認定講座では、「香り」と「食べ物・体・症状・体質など」の関係を論理的に学んでいきます。

 

嗅覚反応分析士・認定講座スケジュール

 

【嗅覚反応分析について】

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嗅覚反応分析士認定団体 :AHIS/健康包括支援協会 

 

 

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