こんにちは、軍場大輝(くさば ひろき)です。
2017年頃から犬猫の飼育頭数は猫が犬を逆転して、2019年も猫の飼育頭数が緩やかですが増加したようです。
一般社団法人 ペットフード協会調べ
 

ただ、犬に比べて猫にアロマを使う時には注意が必要です。

今回は猫に使ってはいけない精油をご紹介します。
 

まずはyoutubeで解説

 

 

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猫に精油は使えるのか?

・猫の皮膚には精油を使用しない
・猫が精油を舐めないようにする



ヒトや犬などの動物は、体内に取り込まれた精油の成分を肝臓が代謝して最終的には尿と一緒に体外へ排出します。

しかし、猫族はこの代謝に必要なCYP2C,3AというP450酵素UDP-グルクロン酸転移酵素の働きが弱く、精油を上手く解毒できずに中毒を引き起こしてしまうことがあります。

特にフェノール類を含有する精油は禁忌です。他にリモネンを含んだ柑橘類の精油、リナロールを含んだ精油が問題になってきます。

また猫以外にもフェレットのように本来肉食で植物成分の代謝が苦手な動物に精油を使う事には問題があります。

猫、フェレット、小鳥、8週齢以下の子犬には精油の使用は避けた方が良いです。

(抗菌アロマテラピーへの招待/著者:井上重治、阿部茂 P222より)

 

また、過去にアメリカでティートゥリー配合の猫用シャンプー等による中毒事例が続いた事があります。ある研究の結果では、猫の尿からテルピネン-4-オール等が猫の体内に取り込まれたことを示す成分が検出されました。

猫を飼っている方は注意が必要だと思います。

 

 

 猫に危険な成分を含んでいる精油

 

■フェノール類を含んだ精油

・クローブ

・オレガノ

・シナモン類

・アジョワン 

・タイム・チモール等

■リモネンを含んだ精油

・柑橘系全般

・エレミ
・キャラウェイ

・ディル

・セロリ

・ペッパー

・ラブラドルティ

・ネロリ

・フランキンセンス

・アカマツ・ヨーロッパ

リトセア

・カラミント等

 

 リナロールを含んだ精油

・ネロリ

・ラベンダー類

・ローズウッド

・コリアンダー

・タイム・リナロール

・クエラ

・ベルガモットミント

・プチグレン

・ベルガモット

・クラリセージ等

 

■テルピネン-4-オールを含んだ精油
・ティートゥリー
・カユプテ
・ジュニパー
・ナツメグ
・マジョラム
・ユーカリ・ラディアタ
・ラヴィンツァラ
・ローレル等

 

他にもケトン類やピネンなどの芳香成分も猫に対する毒性が強いといわれていますので、猫には芳香浴以外の使い方は避けた方が良さそうです。

 


では、また次回のブログをお楽しみに(^ ^)

 

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