欝や精神病って、全然恥ずかしいことじゃないんですよ。
足が折れたのと一緒。心が折れたからなった病気。
でも、心が実際にどこにあるかなんてわからないから、
世間の理解を得られないんでしょうね。
全然恥ずかしいことじゃない。
腕を切ることもお薬を飲むことも。
公言していいはずなのにね。
あたし喘息持ちなんですって言うくらい、簡単に言えることなのにね。
世間の知識は浅はかだ。
「心が弱いからうつ病になるんだ」
「構って欲しいから手首を切るんだ」
そう思ってる人はいっぱいいると思う。
実際歩み寄れば、理解しようという気持ちがあれば、
わかることな筈なのに。
決め付けはよくない。
生きていることを実感するために血を流す人だって沢山いるんだよ。
生きてることを実感するために、お薬を大量に飲む人だっていっぱいいるんだよ。
きっと私がここで叫んだところで、こんな言葉はメディアやそう思ってる人たちには伝わらないかもしれない。
でも、誰だってなってしまう可能性がある病気なんだ。
心が弱いとか、そんなの関係ないんだよ。
心が強い人が、頑張りすぎてなってしまうことが多い病気なんだよ。
世間、マスコミ、メディアは、そういうことを知ろうともせずに軽々しく言う。
「心が弱い。」
本気で真っ暗な闇に放り込まれてしまったら貴女はどう思う?
もう切りたくないよ、って泣きながら手首を切る人の気持ちがわかる?
もしわからなくても、わかろうと歩み寄ることはできると思う。
実際にうつ病が完治した例は沢山ある。
みんなそれを目指して、ギリギリで理性を保って生きているけど、
一生うつ病が治らない人もいる。
自我があるだけ、想像も出来ないくらい辛いんだと思う。
迷惑ばかりかけて、自分なんかいないほうがいいんじゃないかって、
あたしならそう思うし、そう思ってる患者さんも少なくないはずだ。
いかに歩み寄って、声をかけてあげられるか。
それが一番あたしは大切なことだと思う。
見てみぬ振りなんて、今まで沢山されてきた。
実際どうしていいかわからないんだと思う。何をしてあげればいいのかわからないんだと思う。
過呼吸も鬱も、決して恥ずかしいことなんかじゃない。
それだけは大声で言えるよ。
だけど世間はそう思ってはいない。
うつ病なの?じゃあ不採用。
あたしは傍からそんなこと言わないから言われたことも無いけれど、
そんな認識しかないんだよ。
あなたはあの悲しみを、あの暗闇を知らないから言えるのかもしれないけど、
打ち明けた側がどんなに暗闇を見るのかなんて、きっと考えていないんでしょう。
いや、想像が付かないんだよね。
あたしもかつてはそうだった。
なんで腕を切るの?って疑問を持ってた。
でも、やっとわかったよ。
あたしはこの病気になってよかった。
そうじゃなきゃ見えない景色が、真っ暗なランプ一つない暗闇が、
大切にしなくちゃいけないものたちが、墜ちた先にいっぱい見えたもん。
こんな経験は滅多に出来るものじゃないって思う。
むしろ精神病になった人じゃないと、わからなかった世界があった。
沢山の人たちに迷惑をかけたね。
ごめんね。
家族にもごめんなさい。
いきなりなるかもしれない病気。
レントゲンに写らないけど、確かな病気。
明らかに症状が出てるのに病院に行かない人もいる。
曖昧だよね、お腹が痛いわけじゃないもんね。
正直、病院に行って何が変わるのか私にもわからない。
薬を処方されて、それを飲んで。
その繰り返し。
傷ついたり、傷つけたり、怖いんだよ。
もう離れていかないで
もう裏切らないで
傍にいてなんて言わないから。
彼氏なんて当分いらないから。
でもあたしは、この真っ暗闇が嫌いじゃない。
いつかプラネタリウムみたいに見える空を、信じたいんだ。