次回は、お待たせするかも・・
前回の診察時、次の予約時間を決める時に
パソコンの診察予定をじっくりと見て
ごめんねという表情を浮かべながら
『次回は、お待たせするかもしれません。』
そう予告されていました ![]()
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そして診察日。予約時間は3時。
“また、病院を出る時は真っ暗だなぁ”
覚悟の上、病院へ到着。
あまりに診察時刻がずれ込んでいる時は
電光掲示板に 現在○時台の診察 と
点灯するのにその文字はなかった。
待合スペースも人が少ない。
“よしよし。大丈夫そう!
”
受付レディーにも
『 前に4人お待ちです。』
そう告げられた。 4人なら楽勝よ ![]()
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その全員が術式決定の診察だと
1時間半に1マスペースだけど
意外と待たないんじゃない?なんて
淡い期待を込めつつ椅子へ。
あれ?どこ行っちゃうの?
とりあえず、様子を見てみよう
キョロキョロしていたら
診察室から主治医が出て来た。
診察時間中にめずらしいな。
浮かない顔で首を左右に振りながら
どこかへ行ってしまった。
“あれ? 先生お疲れモードかなぁ”
そんな事を思いながら待っていると、
先生はフラフラと点滴治療室へ。
“あれ? 本当に具合悪いの?”
そこから先生は出て来なく
診察室は開店休業状態に ![]()
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そういうことか・・・
私の順番は5番目のまま ![]()
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点滴治療室から
やっと先生が出て来たのは
1時間以上経ってから。
車椅子に乗られた、90代であろう
ご婦人の後ろからでした。
一言二言、会話を交わした後、
先生は診察室へと戻られ、
電光掲示板の番号が動きました。
私はここでやっと、
状況を把握しました ![]()
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そのご婦人は先生の患者さんで、
おそらく全身麻酔などは受けられないで
あろうご年配の方。
付き添いは多分、お孫さん。
前回の予約時に、先生が待たせる思うと
言ってたのは きっとこの事だったんだ。
おそらく、治療に立ち会おうと
決めておられたんだと思います。
お医者さんだってしんどいよね
医師だって人間。
数えきれないほどの患者さんを
診て来たって しんどく感じる瞬間は
沢山ある筈ですよね。
私がたまたま見かけた
手を頭の後ろに組み、首を振りながら
歩く姿はその瞬間だったのかもしれません。
私が手術前の検査の時に
MRIの検査が苦手だと言ったので後日
『大丈夫だった?』
『が、頑張りました・・・』
そんな会話をしました。
でも、乳がんがMRIに映っていなかった事が
わかった時、小さな声で
『やっぱり行けば良かった。』
そう呟いた気がしました。
“検査に先生が来てくれようとしたって事?”
その時は まさかね ![]()
と
思っていたけど
きっと、言葉の通りだったんでしょう。
みんな順番。持ちつ持たれつ。
病院って、本当に待ち時間が長くて
体力的にも精神的にもしんどいですよね。
でも、私も入院前の検査結果説明や
術式を決めた時は、
時間を逆算してみると
後ろの人に申し訳ない程
診察室で時間が経っていました。
同じ診察室に入って行く人達は
みんな、乳癌という共通ワードを
持った人達。
他の課では、おじいさんが
『おい! いつまで待たせるんだ!!』と
怒鳴り声を上げたりしていますが(笑)
乳腺外来では仲間意識というか
“ 持ちつ持たれつ ”
そんな空気感を感じます![]()
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みんな、少しでも良い形で
この病院を。
乳腺外来を卒業出来るといいな。
そんな事を思いながら、
いつも診察待ちの椅子に座っています。
【 私の乳癌DATA 】
2022年6月 年に1度の乳癌検診
2022年7月 マンモトーム生検・乳がん告知
2022年10月 乳房切除術(全摘出)
2022年11月 病理検査結果
右乳房境界部乳癌(微小浸潤癌)
ステージ1A ルミナルA
浸潤癌だったけど 手術後は
主治医の判断により無治療となりました ![]()