乳がんって言葉は重い | 浸潤性乳がん・・・手術のち無治療

浸潤性乳がん・・・手術のち無治療

2022年秋 右乳房全摘手術
ステージ1 ・ルミナルA
手術後、無治療で過ごしてます

【乳がんにまつわるお金の話】
体験談コラムを書きました

手術する病院、主治医の選び方や
入院準備リスト、入院中の羽織物
100均での入院準備などもご紹介!

 

  なんで何も言ってくれないの?

 

 

今日、なるほど・・・と

自分の考えを改める出来事がありました。

 

私はフリーで仕事をしていて

元いた会社から、仕事を請け負っています。

 

乳癌がわかって検査、手術・入院する事で

仕事量を減らして貰わなくてはならないので

事情は全て説明済。

 

元々働いていた会社なので、

ざっくばらんな関係で

仕事をさせてもらっています。

 

だけど私の闘病について

積極的に声をかけてくれたのは一人だけ。

奥様をご病気で亡くされた方だけでした。

 

正直、寂しいというか・・・

やっぱり同じ場所で仕事してないから

関係ないのか 悲しい って思っていたんです。

 

 

 

  えっ? ご飯食べてるよ?

 

 

いつもはYちゃんが電話の窓口なんですけど

さっき、会社からの電話で

同じ課で働いていた同僚(男性)が

私に電話を変わって欲しいと。

 

『 どうよ?ニコ 』と聞かれたので

私は正直に答えました。

『誰も何にも言ってくれなくて

びっくりしたよ ちょっと不満 』って。

 

そうしたら、

『だってさ、ナイーブな話だから

聞けねえじゃん びっくり 』と。

すかさず続けて、

『ご飯とか食べられてるの?』

 

私が『手術の翌日から食べてるよ。』と

答えると、『 まじでー?ガーン 』と

びっくりしてました。

 

ちょっと待って手 ちょっと待って手

 

え?そうなの?

普通にご飯食べてること。

そこ、びっくりするとこ?

 

そんな風に思われていた事にびっくり あんぐりハッ

 

だって、仕事再開してるの知ってるのに

どんな状態の私を想像していたんだろう?

 

 

 

  そうゆう事か。そりゃそうだ。

 

 

私、今まで癌や大病に関わった事がない人は

その大変さや辛さがわからないから

声もかけないんだって

勝手にそう思っていたんです。

 

でも、そうじゃなかったのかも。

癌や大病に関わった事がない人だから

癌=調子が悪いに違いないと思って

気軽に様子を聞けなかったんだって

わかりました。

 

ましてや乳がんなので、男性は特に

口に出しづらさもあったのかも

しれません。

 

私の今の現状を話すと、

『良かった。じゃあ元気じゃん爆笑 』って

癌の手術後すぐに普通に生活出来ると

わかったみたいです。

 

 

確かに・・・

私だって、誰かに癌だと言われたら

見えない相手に『その後、どう?』とは

聞けないわ 不安もやもや

 

 

 

  癌って、重いワードだよね

 

 

聞かれてもいないのに

自分から、癌のことに触れるのもな ちょっと不満

なんて思ってしまったのが

そもそも間違いだったのかな?

 

そんな風に思い始めて

私が乳癌の手術をした事を知っている

会社の人達に、私の方から

元気に仕事している事。

病理検査の結果、

これから先は治療はないよって事。

メールを送ってみました。

 

女性からは返信がありましたけど

男性陣はなんと言葉をかけていいのか

わからない様子 泣き笑い

 

 

乳がんってワードは私が思っているよりも

周りの人にはイメージが先行して

とても重い言葉なのかもしれません。

 

その空気を少しでも軽くする為に

今回は私が、周りからの言葉を

待つんじゃなくて 私から

私の事を見えていない相手に

声をかけなきゃいけなかったんだと

反省しました 真顔