毎年、このタイトルで書きつづってきた拙文ももう19年になる。

当時の事を記録したホームページ、HTMLのタグをテキストエディタで打ち込みながら作ったHP(http://www.asahi-net.or.jp/~hk2a-ikr/)はまだ置いているけどなぜかしら文字化けしていて読めない。
(ソース表示なら見えるんだけど)

大学・大学院時代の6年間、六甲で過ごした自分にとってはあの震災はまさに自分の故郷を壊されたような激しい憤りを感じた災害だった。

震災直後から学生時代自分の住んでいたアパート近くにあった小学校の避難所に毎週通い詰め、家具配送に使っていたトラックにのって倒壊家屋から家具や家財の引出、仮設住宅への移動をしていた。

あの時に学んだこと。

何気ない日常が何よりも幸せであるという事。

夜になり、眠りに落ちて、次の日の朝に当たり前のように目を覚ましまた次の一日を迎えられるという事が実はとんでもなく幸せであるということ。

それを当時の私たちは学んだはずだった。

しかしながら、もちろんギャップもあった。

空爆を受けたかのような神戸の町並みから大阪に帰ってくればパチンコ屋のネオンサインは煌々と輝き、人々は普通の生活を送っている。

「自分ごとと他人ごと」の差は何によって生まれるのかという事について考えさせられた事を思い出す。

人の痛みが分かる人間になろう。

明日を迎えられることに感謝しよう。

何気ない日常に感謝しよう。

毎日が辛く忙しいと言っても

生きている限り僕たちは無限の可能性を持っている。

1995年1月17日 阪神淡路大震災において失われた多くの人々の御霊に合掌。

4日から始まった初売りセールも3連休最終日の本日で終了。南港ATCでは様々なイベントが開催されていたこともあってか、本当に沢山のお客様にご来場いただき、感謝感謝です。初めて来ていただいた方や、10年来のリピータさんなど、本当に多くの方々に支えられているのだなと感じた初売り期間でした。

さて、先週から基礎工事のはじまった大阪狭山モデルハウスの現場。今月末の上棟に向けて着々と工事が進行しています。



実は、この場所、当社にとってとても縁のある場所なんです。私の父親が大阪市内にあった家具工場を閉鎖して大阪狭山市に移り家具小売店を開業したのが1969年。そのお店が今回モデルハウスがたつ土地のすぐそばにありました。当時はお店の一部が自宅になっており、小学校3年生だった私の遊び場はその当時は田んぼであった、この場所なんです。

それから年月がたち、自分が父親の家具店を継ぐようになって取り組んだのがボリュームゾーンの商品群へ品ぞろえを変えること。商品在庫を置く倉庫用地を探していた時にたまたまこの場所が売りに出され、購入して倉庫を建設。



そして、その倉庫が1999年になって「シャルドネ大阪南店」としてオープン。南港に移転してからは雑貨店さんにテナントとして入居していただき、今日に至っています。



ちなみに、「シャルドネ大阪南店」当時はこんな感じでした。



昨年の年末に、駐車場として使っていたアスファルトをめくる時に出てきた土は40年近く前に自分が泥にまみれて遊んでいた田んぼの土。久しぶりの再会に当時のことを思い起こし大変懐かしい気持ちになりました。

そして、同時に当社の発祥の地で新な事業をスタートできることへの喜びと感謝を感じました。築を学び、設計事務所で務めてすぐに家業に戻ってから30年近くたって、今また建築も携われること、しかも学生の時から思い描いていた「家具と建築の融合したスタイルのビジネス」が形になっていること。好きな仕事ができている自分は本当に幸せだと感じます。

家具、インテリアからのアプローチで家づくりを考える。これが家具からキッチン、住宅までオリジナルで提供できる当社の強みでもあります。

奈良県王寺町で昨年来工事を進めていたT様邸もようやく完成が近づいてまいりました。今月18日から3日間完成見学会も開催されます。心身ともに癒される住空間を通して幸せが将来世代にわたり拡大循環していくことを目指して、これからもがんばっていきます!




奈良県王寺町の完成見学会のご案内

ホームページリニューアルしました!

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天然木でつくるオーダー家具とキッチン
自然素材住宅のシャルドネホーム
株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉厚
1級建築士・宅地建物取引主任者
シャルドネ大阪南港店(株式会社リーフ1級建築士事務所)
〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10ATCビルITM棟5階
TEL 06(6613)6311 FAX 06(6613)6313
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今日から4月。当社にも新入社員女子1名が新しく夢の実現に向けてのメンバーに加わってくれました。

さて、私1年ぐらい前から毎月の給料明細をスタッフに渡す封筒に、メッセージを書いた一筆箋を同封しています。ひと月頑張ってくれたことへの感謝を伝えるためのものです。

ところが先月ある、経営者の勉強会に行った時にある社長さんからもっといいやり方をお聞きしました。それはA4一枚の便せんに社長が今考えていること、これからの夢、についてメッセージをまとめ同封されているということでした。

そして、早速私も実行させていただきました。

3月の給与明細に同封した今の私の考えのメッセージ。ワープロで書いた文章の最後には今まで通りそれぞれのスタッフ宛てのメッセージを毛筆で書かせていただいています。

自分の想い、考えを常にスタッフに伝え続け、今自分が何を考えているかを伝えること。これは経営者としての責任の一つだと思っています。

また、こうやって文章をまとめることで自分の考えを整理できる、本当にいいきっかけとなりました。

このようなヒントを与えてくださった人々とのご縁に感謝です!


********実際に同封させていただいた文章です********

スタッフの皆さん、3月もそれぞれに活躍してくれてありがとう。今回から私の考えを伝えようと思い、今回からこういう形でお手紙を同封することにしました。初回は最近読んだ本の話をしようと思います。静岡県浜松市で都田建設(みやこだけんせつ)という工務店の社長、蓬台浩明(ほうだいひろあき)さんの著書、「おもてなし経営」「社風力をつくる」「社員をバーベキューに行かせよう!」の3冊です。

この中に書かれているのは、工務店と言えどもサービス業であるということ、お客様に喜んでいただくおもてなしをすること、その手段として家づくりがあるということ、そして喜んでいただく場面をもっと増やすために新築事業の他、様々な事業に取り組まれています。なんだかリーフの経営計画書に書かれている長期目標に似ていると思いませんか。

著作のなかで蓬台さんは「おもてなしの心」について触れています。私たちも家具やキッチン、住宅を扱っている会社ですが、その目的はそういう商品を届けることによってお客様に喜んでいただくことですよね。お客様に関心を持ち、大切に想い、尊重する、「おもてなし」とはそういうことだと思います。

業界の垣根を越えて「おもてなし」の素晴らしさが評判になっている会社はたくさんあります。「ディズニーランド」「ANA(全日空」「ホテルリッツカールトン」「カシータ」などなど。私たちももう一度お客様への「おもてなし」を見直し、心のこもった、お客様が温かい気持ちになれる「おもてなし」をできるようにしたいと思っています。

ではどうすれば「おもてなし」のレベルを上げることができるのでしょうか。大事なのは自分の「感動力」を磨くことだと思います。素晴らしいサービスを受けた時に「感動」し、「感謝」の気持ちを持つことが大事です。同じサービスを受けたとしても心が動かされず、それを当然の行為だとして感謝の気持ちを持てない人に、相手を感動させることはできないと思います。

そのためには私も含むリーフのスタッフ間でお互いに「感謝」の気持ちを持つということ、お互いに「感動」を味わえる「おもてなし」ができるということだと思います。そして、スタッフそれぞれがお互いに関心を持ち、大切に想い、尊重する。そういう風土が会社に根付けば、お客さまにも自然とそういう行動がとれると思いませんか。

また、感謝の基本が相手への関心であればその具体的な行動が「挨拶」です。スタッフ間でもお客様に対してでも大きな声で元気に「挨拶」するということは、「私はあなたを認めていますよ、関心がありますよ」という、大切なサインです。

おもてなしは「感謝」「感動」「挨拶」から

これをキーワードに4月も頑張りましょう!感謝!

 猪倉 厚

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