最近、股関節の症状で通院される方が増えています。中には歩行に障害を抱えている方もおり、日常生活もままならないケースもみられます。
膝同様、股関節は鍼治療と非親和性の高い疾患となります。当院においては治療成績も良く、難事なケースでも緩解する可能性がありますので是非ご相談ください。
【股関節の症状】
男性 70代 (H31年2月来院)
前日、私用で移動中股関節に軽い痛みが生じ、翌朝1人では立てない状態になったそうで、ご家族の方に支えられた状態での来院となりました。
【症状】
右股関節に激しい痛みがあり自立歩行が困難。その他臀部の強い痛みと軽い腰部痛があるとのことでした。
10年前から同様の症状があったそうですが、今回ほど強い痛みは経験なく困っているとのこと。
リウマチの既往あり。普段から整形外科に通っており、レントゲン、MRIなどの画像検査はしているが、特に股関節には異常がないとのことでした。シビレなど神経所見なし。
【 施 術 】
レントゲンやMRIで骨の異常がない限り、股関節の痛みは腰に関係がある場合が非常に多いです。そもそも股関節の筋肉は一部腰の背骨に繋がっており、腰部の施術は非常に有用であると言えます。その他、股関節疾患は臀部(お尻)にも痛みを生じやすく、この部の施術必要となります。
またリウマチの既往もあるため、これについての鑑別も必要となりましたが、今回関連は見られなかったようです。
※リウマチ…自分の免疫が自分自身を攻撃してしまう病気です。主に関節で起こり、好発部位は手指の第二関節で病状が起こることが多い疾患です。
今回は、腰部をまず治療したのち、股関節の特効穴に鍼をする治療を施しました。
結果、翌朝痛みが半減し、通院も一人で歩いてこられるぐらいまで回復しました。その後、2回ほど治療を繰り返しましたが、痛みもなくなり治癒となりました。
【備 考】
股関節に変形などの異常が確認されている患者様も来院されます。その場合でも鍼治療は有用で、程度にもよりますが早期に変化認められるケースが多いです。