猫の日に生まれた犬・ナム 続きの続き。 | リーフ・カフェ ジャルディーノ (リーフカフェ)  leaf-cafe' giardino 現実逃避の場所

リーフ・カフェ ジャルディーノ (リーフカフェ)  leaf-cafe' giardino 現実逃避の場所

無理はしない。
好きなことは、大切にする。

流れにさからわない。

そのままで。

benvenuti a leaf-cafe' giardino!!

猫の日に生まれた犬・ナムの話の続きです。

 

 

 

 

 

ナムが死ぬかもしれないなんて、、、。

 

いつかお別れは来ると覚悟してはいたが

もう少し先のことだと思っていた。

 

絶対安静と言われたナム。

 

とはいえ、説明しても

わかりましたと

ジッとする訳もなく、、、。

 

外に出たがった。

 

ナム、この寒い中さんぽなんかしたら、

死んじゃう。

 

ナムに残された時間は

どれくらいなのだろう。

 

動物病院の予約は

2日後で、

それからの時間は

心臓の周りに溜まった水を抜いても、

治療中に死ぬかもしれない。

また、水が溜まれば、、、。

 

動けなくなるかもしれない。

 

ナムに残された時間は

ナムのものだから、

ナムがしたいようにさせるコトにした。

 

自分があと少しの命だとして、

まだ動けるとして、、、。

ワタシなら、

命を削るとしても、

綿のお世話をしたいだろうし、

庭のハーブの香りを嗅ぎたいし、

見ることはできなくても

種を蒔きたい。

作りかけの作品があれば仕上げたい。

わずかな延命のために、

ベッドでジッとしているのは嫌だ。

 

ナムの望むことを

出来るように支えよう。

それで倒れたら、

抱えて家に帰ればいい。

そう、覚悟を決めた。

 

 

ナムは水をのんでは

外に出たがり

全身の力を振り絞って吐いた。

 

トイレもすると言いたげに、

少し歩くと先になって

庭から出た。

 

いつもの散歩と変わらない。

 

オリオン座の輝きがやけに目に入る

星がキレイな夜だった。

 

こんな状況なのに、、、。

 

ナム、星がキレイだね。

 

今日は一日中キレイな空だったね。

朝日を一緒に見て、

夕焼けもキレイだったし、

深夜の星もキレイだね。

 

夜の散歩を

何度も何度も繰り返し

真上あったオリオン座は

かなり空の端っこに移動していた。

 

その頃には

地面が凍り始めた。

 

それでもナムは

外に出たがった。

 

霜を踏むような地面に変わってきていた。

 

ナム、明日の朝また、

一緒に朝日の中お散歩しよう。

 

これ以上は、

ナムの体温が下がってしまう。

ナムのしたいコトに付き合うと心を決めたものの

凍えさせられなかった。

 

普段なら

大人しく眠るのに

なかなか寝てくれない。

 

電気を消して

ワタシは寝てたフリをする。

 

しばらくウロウロしていたが、

諦めて、眠った。

 

そのそばに、猫が寄り添った。

 

つづく