前にコーチングとティーチングの違いは?と書きましたが、
簡単に言うと、コーチングは競技者に質問などして、考えさせながら練習させていく方法。
ティーチングは、手取り足取り教えるということ。
指導者の勉強をするとコーチングを推奨してる感じです。
ティーチングのように一から十まで教えるやり方は、教える方としては簡単で楽だと思います。
忍耐もさほど要りませんし、出来なければ競技者のセンスのせいにも出来たりしますから。
競技者もティーチングですっと練習してると、ミスをしても人に聞かないと分からないなど、ひどい言い方をすれば、指導者の操り人形のようになってしまう可能性があります。
コーチングは競技者に考える力を身につけさせる事が出来ます。
そうすることで競技者は自ら研究し始め、実践しを繰り返し成長していきます。
ティーチングだけで育てると、ミスをしたり分からないことなどがあったら、すべて指導者に聞いてしまう癖がついてしまい、自分で考えることをしなくなってしまう。という操り人形。
もちろんティーチングが全て悪いわけではありません。
初心者にはティーチングで指導してやらないといけません。
初心者に質問しても質問の意味すら分からないことでしょう。
経験者にも、部分的にティーチングで教え、そこから質問に発展させてコーチングしたりと、使い分けると良いような気がします。
今、男子ではウインドミル投法でツーステップをする選手が増えてるそうです。
ところが、女子にはツーステの選手はほとんどいないそうです。
やはり、男子と女子の筋力や骨格などの違いでしょうか?
理由は分かりません。
シドニー五輪銀メダリストの増淵投手は男子の投げ方を試してみて研究してるそうです。
自分は初心者にツーステを教えるのは賛成できません。
ピッチングの軸を作ってから、段階を踏まないと駄目な気がします。
ツーステを教えるには、競技者の体格や資質を見極める必要があると思います。
自分が指導者なら、体の軸をしっかり作ってから、競技者にワンステかツーステを選ばせてる方法をとります。