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神戸楽器店 リードマンのブログ

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先日、とある工房に立ち寄った際の写真をご紹介します。

 

フレット 自動 カットマシーン

この機械でフレットを的確にカットします。
日本では各楽器に合うフレットをカットする工場は数社しかありません。
ここは日本製のギター・ベースやウクレレのフレットを製造している1社です。

各ブランドで用意されたフレットワイヤをセットし

それを機械が自動で取り込みRを付け両端をカットしていきます.。

指板のフレット溝を切る機械です。
弦長***mmで必要なフレット数をオーダーすると丸い筒に付いた
フレット間の長さをしたパイプの刃が一瞬で指板全部のフレット溝が切れます。

また、パイプの刃をを入れ替えるだけで指板に合わす溝を切れます。
 

 

ここでは,フレットを指板にセットする機械もありましたが,

作業中で有名ブランド の指板だったので,写真は控えました。

某メーカーの胴を製作していました。

他にも複数の製造メーカーから送られてきた材料があり,
ここに送られてきた材料を加工し製造メーカーへ送り返されます。
製造メーカーは,送られてきたパーツを組み立て完成させます。
色々勉強になりました。 ありがとうございます。

 

Leadman 今西

東京都在住アーティスト様のオーダー品
ボディー型はLek28Model
ボディーに地区名と名産のイチゴをデザインしたギターです。
ボディーカラーは鮮やかさを指定されているので,胴をメイプル表甲をスプルース

タイガーストライプが美しいメイプル材です

サイドと裏甲材

左(木製ピン)右(プラスティックピン)

どちらか選択 細かな仕様について現在確認中です。

 

2016年8月に富士山頂でギターの弾き語りを実行され,来年はアフリカ独立峰世界一キリマンジャロ頂上5,895mを目指し頂上で自作曲を弾き語りする事に挑戦されます。 10日間の行程を15Kgのザックを背負うのでギターは「より小さく、より軽く」で無ければなりません

 


表板と仮ネック(今後新たにサイズダウンしネックを製作します)に指板をセットしました


指板と仮ネックとボディーの木型です


表板に仮ブリッジを置いています。 最終的にピラミッド部分を削り弦間隔を少し縮めたブリッジを製作します


ネックヘッド部を少しでも小さくする為に,糸巻き留めネジ穴を必要な分だけ 残し不要な部分を削り長さを縮めます。


スティール弦を使用するので,ネック強度が必要でネックの中にアジャスター ロッドを入れますが,専用の物は無く通常の物を加工します。

ボディーに関しては,単板で製作するほうが簡単ですが強度の事を考えると 強い材を作るか探すか現在考え中です。


全長は,ギタレレ698mmよりも短くする予定です。
夢あるギターに,気持ちがワクワクします。
年内完成予定