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New Order K.M 様 LeD15FAmc/Cst Model 制作工程 その2

 

630㎜のナイロン弦ギター

オーナー様からお預かりしているフィギャードアフリカンマホガニーに

ラテン系の演奏に合う杉の表甲です。


 

LeDシリーズでは初のナイロン弦ギター製作です,
今回は胴材がすべてマホガニーであったり デザインを中世のイメージを施すギターなど初めての取り組み3連発です。 次は2ケ月先ぐらいにご報告する予定です。

 2021年7月吉日 Leadman 今西

New Order Y.S 様 LeD09ms/Cst Model 制作工程です。

 

今回のテーマは,マーチンD18の音でデザインは古楽器のイメージで製作する,

いつもは完成の状態を想像する事ができるが今回は,イメージしやすくする為

デザイン画を作成し徐々に各パーツを決める。


全体像をイメージできるように現物のローズバインディングと二重のパフ
リングを用意しました。

サウンドホールのロゼットになります。
ボディ周りの装飾がインパクトがあるので、 ロゼットのデザインも同じパフ
リングを巻いて豪華に仕上げたいと思います。
三角や丸やダイヤの古楽器調のデザインをロゼットの枠の中に入れ, 現在
デザイン画で白いロゼットの部分を黒色の黒檀を埋めて、 貝でなく古い時
代に多く使われた白い牛骨を埋め込むとますます古楽器らしくなります。
ブリッジ部は3通り、古い時代人気のデザインを2通り加えてみました。
それぞれ黒色に塗り潰した箇所に貝や牛骨が入ったらと想像しています。
ベリーブリッジに決定
ブリッジ両サイドに飾
りを入れる。
白い貝ではなくデザイン
された 物を入れる。

 
 

 
 

ヘッド・指板・ブリッジ・ピックガードすべてブラジリアンローズウッド(ハカランダ)

ヘッド・指板・ブリッジはブラジリアンローズウッド・ピックガードはコア
埋め込み型のピックガードは2種類、ハカランダかコアかどちらかを選択 2021年3月

実際の胴材に3通りの飾りを試してみました

 

 

長期間保存していたこのシトカスプルースは横裏材ともマッチングが良かった。
長期保存のためヤニがでていますが,製作時削るのでヤニ跡はなくなります,
目の詰まった良い材です。

裏板材のマホガニーです,この材は目の通りが良く軽やかであたたかさのある
音がしました。 表材との相性はバッチリ良い感じです。
マホガニーネック材に指板・ブリッジ・ピックガード材を並べました。

 

ブラジリアンローズウッド(ハカランダ)指板にブリッジは当初用意していたもの
から指板の木目に 良く合うブラジリアンローズウッド材のブリッジ材に変更
埋め込みピックガードはコア材を使用します。

ほぼ材料が決まったので,各材の加工調整を行っていきます。

梅雨時期までには,材の加工調整を行い梅雨時期後から製作に進みます。

数か月後また報告致します。           

2021年4月 Leadman 今西

New Order K.M 様 LeD15FAmc/Cst Model 制作工程です。

 

LeDシリーズでは初めてのナイロン弦ギター製作です,主にラテン系の音楽を演奏されるので オーナー様からお預かりしている胴裏材とネック材に合う表板を選んできました。


 

20年位前に30年位前の材という事で仕入てストックしていた杉の表板です。 鳴りは乾いた感じで立上りの反応が良く甘く下から上まで太く鳴る予感です。 杢目がすっと通って見るからにいい材です


 
フィギャードアフリカンマホガニーの
裏材と胴材

 
フィギャードアフリカン マホガニーの
杢目の美しさは素晴らしいとしか言えないぐらい
美しい。
杢目が「ハ」の字になって いるが「平行」杢目の方が 癖のない響きがあるように 思われるので平行にするか? 「ハ」の字にするか?
再検討!!

 
平行杢目にする場合は
右側の斜めの線でカットする
ネック切り出し方

ネックは伝統製法のネームプレート右上の斜めの線(仮)でカットし木目が平行にならないように接合 ネックプレート右側・一本竿にすると木目が平行になるので伝統製法より強度が低くなる。




 
Gotoh製の黒ノブ糸巻き

ほぼ材料が決まったので,各材の加工調整を行っていきます。

梅雨時期までには,材の加工調整を行い梅雨時期後から製作に進みます。

数か月後また報告致します。 

 

          

2021年4月 Leadman 今西