最近授業担当になったお子さんのお話です。
彼は、自閉症スペクトラムとADHDの傾向が強く
学校では支援学級に通っています。
言語的な表現が苦手で突発的な行動が多く
双方向のコミュニケーションを取ることが難しいため
周囲からは知的能力が低いと思われているようです。
でも、好奇心旺盛、勉強が大好きで取り組み方が丁寧なので
学年相応の学習内容をどの教科も十分に身につけているのです。
解き方の手順などこちらが説明したことを
(反応は無いのですが)しっかり聞いて落とし込み
それを活かして自分で解いてみたり、修正することもできます。
これまでのご家庭でのサポートも非常に良かったのだと思いますが
こんなに勉強ができて支援学級なのか・・・と
少し驚くほどの学習能力なのです。
対人面や社会性を身につけるための学びも、もちろん大切ですが
そのお子さんに合った適切な学習内容を
支援学級でも個別にじっくり進めることができたら
きっと、さらにぐんぐん伸びるのだろうなと感じています。
他のお子さんでも、意思疎通が非常に難しいものの
「あぁ、すごく理解してるんだな」と感じるケースが多々あります。
彼らは時折、私の顔を見てふとニヤリと笑います。
まるで、
「僕が本当はこんなにわかってること、先生わかった?」
とでも言うように。
そして毎回本当に楽しそうに、勉強に取り組んでくれています。
表面的に見えているものと本当の姿に
実は大きなギャップがあるかもしれない。
それを前提に
一人ひとりと向き合うことが大切なのだろうと思います。
